4Kマルチチャンネル入出力ビデオサーバ ROHDE&SCHWARZ

ROHDE&SCHWARZ VENICE

4Kマルチチャンネル入出力ビデオサーバ

VENICE

様々なファイルフォーマットをカバーし、異なる解像度が混在する
ハイブリットファイルベースフロー構築に威力を発揮します。

4Kマルチチャンネル入出力ビデオサーバ「VENICE」は、SDI信号からファイルへ、ファイルからSDI信号への変換が必要となるファイルベースフローのインジェスト/プレイアウトに威力を発揮します。「VENICE」1台で、ファイル変換(トランスフォーム)が可能です。「VENICE」のオープンプラットフォームおよびファイルシステム・アーキテクチャーは、シームレスにファイルベースを統合できます。

概要

インジェスト・トランスフォーム・プレイアウトの1台3役

「VENICE」は、1台で「収録」「ファイル変換」「再生」の3つの機能を備えたマルチファンクションビデオサーバです。VTRのリプレイスメントとしてだけでなく、ファイルベースフローの効率化を実現する機能を搭載しています。各チャンネルを任意の仕様に簡単に切り替え可能で、下記のようなさまざまなケースで活躍します。

ケース1 インジェストした映像素材をすぐにプレビューしたい

収録したファイル素材をプレイアウトチャンネルにて読み込み

VENICEインジェストした映像素材をすぐにプレビュー

ケース2 ファイル変換した素材をすぐにプレビューしたい

VENICEファイル変換した素材をすぐにプレビュー

充実した多彩なアプリケーション

「VENICE」には、充実したコントロールアプリケーションがあり、オペレータの必要に応じて、各種アプリケーションを組み合わせてフロー構築が可能です。オペレータだけでなくシステム管理者にも便利な機能を持つ、メンテナンスサポート用のアプリケーションも用意されています。

4K/HDハイブリットファイルベースフローの構築

HDと4Kが混在するハイブリッドファイルベースフローの構築が可能です。
「VENICE 4K」1台で、インジェストとトランスフォームを設定すれば、4K映像ファイルとHD映像ファイルを同時生成できます。また、「VENICE 4K」には、SDI信号のHDダウンコン出力があり、4Kワークフロー内にてHDビデオ信号プレビューが可能です。プロキシファイル同時生成機能が搭載された「VENICE 4K」は、4K収録と同時にHDプロキシ映像ファイルを自動で生成することも可能です。ここで生成されたプロキシファイルは、他の編集システムなどで活用できます。
ストレージに「SpycerBox」を選択することで、さらにシームレスで強固なシステム構築を実現します。

4K/HDハイブリットファイルベースフローの構築

インジェストで4K/HDを同時生成

「VENICE」で、4Kカメラからのベースバンド信号/ファイルをインジェスト後、4Kファイル/HDファイルの同時生成が可能です。HDダウンコンバートされたHDSDI出力や、既存のHDモニタリング環境を使用することも可能です。

SpycerNodeで素早い取り込み

書き込み/読み込み速度帯域が十分に確保された「SpycerNode」でセンターストレージを構築すれば、オンライン編集・オフライン編集の各システムのシームレスな連携とシンプルなシステムを実現できます。また、アーカイブやVODサービスとの連携も可能で、収録された素材や完パケを流用することもできます。

VENICEによるプレイアウト

4K完パケを「VENICE」からベースバンドでプレイアウトできます。ビデオスイッチャーによるプレイアウトやサードパーティ製のプレイアウトソフトウェアとも連携し、スタジオサブにて確実なプレイアウトが可能です。

VENICE 製品ラインアップ

VENICE
  • VENICE G1 4ch HD モデル
  • VENICE G2 G1+トランスコードモデル
  • VENICE G2 4ch/8ch HD モデル
    • ST-2110, ST2022-7のIP向け規格に対応、及びNMOS IS04/05
    • 12G-SDI(対応予定)

VENICE アプリケーションラインアップ

Spycer

大量のデータを効果的に管理できます。さまざまなツールを使用して、同一ネットワークに接続されたすべてのシステムのブラウジング、メタデータの編集や検索がおこなえます。

  • スケーラブルなSpycerNetは個々のワークステーションを接続し、分散型コンテンツ管理システムを構築
  • 高速化されたイーサネットおよび10ギガビット・コピーによる高速コピー処理
  • メディアプレイヤーに組み込まれたシングルフレームシーケンスファイル(JPEG2000、DPX、TIFF、BMP、TGA、CIN、OpenEXRなど)のブラウズと表示
  • コンテナ形式ファイル(QuickTime®、AVI、MXF、R3Dなど)と100以上のビデオおよび画像形式のブラウズと表示

VENICE Device Manager VENICE Device Manager

クライアント/サーバー・アプリケーションとして、ネットワーク内のすべてのVENICEシステムからログファイルを簡単に取得できます。

  • セントラルログファイル収集アプリケーション
  • シンプルなドラッグ・アンド・ドロップによるサーバ接続
  • ログファイル収集のための一時的な選択
  • クライアントサーバアーキテクチャ

VENICE Play

ライブ収録や多忙なスタジオ作業などを簡略化できます。シンプルな操作性で、スタジオや制作現場での複数チャンネルの再生管理をおこなえます。

  • Webサービス(MOS)ベースのスタジオプレイアウトアプリケーション
  • 複数のVENICE2UとVENICE4Kのプレイアウトチャンネルを制御
  • 最大の信頼性の為のクライアント/サーバーアーキテクチャ
  • アイテム、ストーリー、ランダウンのループ
  • カスタマイズ可能なサムネイルとカウントダウン
  • ヘッド&テイル編集
  • Spycerファイルブラウザを統合

VENICE Control

柔軟なマルチチャンネル収録アプリケーションです。最大16チャンネルまでのSD、HDまたはUHD-1の収録を可能にします。

  • 信頼性を最大限に高めるクライアント/サーバーアーキテクチャ
  • 複数のVENICE2UとVENICE4Kのインジェストチャンネルを制御
  • 複数のグループでの収録
  • 自動ファイル命名とフォルダの作成
  • 2か所へ同時収録
  • 収録しながらの編集
  • Spycerファイルブラウザを統合

VENICE View

洗練されたIPベースのソフトウェアアーキテクチャ採用のVENICEシリーズの新しいマルチビューワです。

  • IPベースのマルチビューワと監視アプリケーション
  • ビデオオーバーレイ、チャンネル名とステータスの表示
  • タイムコードの表示とオーディオピークメーター
  • チャンネルコンディションの視覚的な”Good”、”Problematic(問題あり)”、”Critical”の表示
  • 民生品モニターで稼働
  • 追加のマルチビューア機器やSDIケーブルが不要

仕様

VENICEの仕様については、ダウンロードフォームよりご請求いただけます。

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