INFINICAM

INFINICAM

リアルタイム圧縮・ストリーミング
ハイスピードカメラ(高速度カメラ)

INFINICAMはUSB3.1で120万画素の画像データを1,000コマ/秒でPCメモリに転送できるストリーミングハイスピードカメラ(高速度カメラ)です。PCメモリに転送された画像データを画像処理することで、簡単に高速画像処理システムが構築できます。
最新SDKではC++に加えてコンピュータービジョン/マシンビジョン分野で一般的なPythonに対応しました。より簡単で直感的なプログラミングでINFINICAMを使用したリアルタイム画像処理が可能になります。

特長

特長01 1,000fpsでのリアルタイム画像処理の実例動画
Open CVを使用したサンプルアプリを公開中

下記動画は公開したサンプルアプリの一例で、スマートフォンのLEDライトを捉え、XYの座標値をリアルタイムで計算し出力しております。

特長02 高速画像処理をシンプルに

これまで高速画像処理には専用ボードや複雑なケーブル配線が必要でしたが、汎用のUSB3.1TypeCケーブル1本とPC1台で環境を構築できます。

特長03 オープンな開発環境

最新SDKや開発環境、マニュアル類をWEB上でダウンロードできます。サンプルプログラムのソースコードなども順次公開していきます。
最新版SDKではC++に加えて、コンピュータービジョン/マシンビジョン分野で一般的なPythonに対応しました。より簡単で直感的なプログラミングでINFINICAMを使用したリアルタイム画像処理が可能になります。

特長04 Python対応でたった4行のプログラミングでデータキャプチャが可能

最新SDKでは、コンピュータービジョン/マシンビジョン分野で一般的なPythonに対応し、より簡単で直感的なプログラミングが可能になりました。
例えば、画像取得のコーディングは以下のように、たった4行で済むために素早い実装が可能です。

・カメラの初期化と1枚画像キャプチャ
cam = CameraFactory().create()
decoder = cam.decoder()
xferData = cam.grab()
img = decoder.decode(xferData)

特長05 OpenCVにて1,000fpsリアルタイム画像処理を行うサンプルアプリを公開

OpenCVにて、1000FPSでリアルタイム画像処理をするサンプルアプリをソースコード(C++およびPython)付きで公開しました。
下記動画は公開したサンプルアプリの一例で、任意パターンをトラッキングしてXY座標値をリアルタイム計算し、出力しています。

特長06 リアルタイム高速画像圧縮

データ容量を1/4以下にリアルタイム圧縮し、通常USB3.1では送れない解像度1246×1008画素で1,000コマ/秒、最大3万コマ/秒の高速画像転送が可能です。

特長07 小型軽量・汎用Cマウント

55mm×55mm×55mm、280gの小型軽量筐体なので設置が簡単です。Cマウントレンズ対応なので様々なレンズを選択できます。

※使用できるCマウントレンズに制限があります。詳細は「FAQ」の『INFINICAM UCシリーズに使用できるレンズに制約はありますか?』をご参照ください。

特長07 アプリケーションと画像処理の例

・物体検知
・物体追跡
・モーション解析
・物体のラベリング
・テンプレートマッチング

・フォーカス検知
・エッジ検出
・表面粗さ解析
・オプティカルフロー
・デジタルホログラフィ

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仕様

モデル名INFINICAM UC-1.1
センサタイプCMOSイメージセンサ
センササイズ12.8×10.24mm
画素ピッチ※正方画素10µm
有効最大解像度1246×1024
最高撮影速度(フルフレーム)988コマ/秒
最高撮影速度(分割フレーム)31,157コマ/秒
最短露光時間6.5µsec
シャッタ方式グローバルシャッタ
濃度階調モノクロ 8bit
インタフェースUSB3.1 Gen1 Type-C
レンズマウントCマウント
外部同期信号2.5Vp-p(DINコネクタ/オス)
カメラ筐体非密閉空冷型(ファン付き)
寸法/質量55(W)×55(H)×55(D)mm/280g(突起物、付属品を除く)
保管温度/湿度-20~60℃/85%以下(結露無き事)
動作温度/湿度0~45℃/80%以下
DC電源5V(USB Vbus供給)
※使用できるCマウントレンズに制限があります。
イメージセンサー側への飛び出し量が 4mm 以下のレンズが適合します。
詳細は「FAQ」の『INFINICAM UC-1に使用できるレンズに制約はありますか?』をご参照ください。

開発環境

OSMicrosoft Windows 10 64bit
CPUAVX2対応プロセッサ
ランタイムVisual C++ 2019 再頒布パッケージ
対応プログラミング言語C++、Python

撮影性能

<上記画像をクリックすると拡大します>

※撮影速度は 1~ 31,157 コマ/秒の範囲で設定可。
※露光時間は開放~ 6.5 µsec の範囲で 0.01 µsec 刻みで設定可。
※解像度は高さ方向 16 画素刻みで設定可。
(分割フレーム時は制限あり)
※開発環境により設定した撮影性能が出ない場合があります。

標準SDK コマンドリスト

■ ライブラリの初期化
■ デバイスの検索
■ デバイスオープン・クローズ
■ 撮影速度/シャッター速度の取得・設定
■ 露光期間/非露光期間のクロック設定
■ 同期信号入力の取得・設定

■ 連続転送の開始・終了
■ リングバッファ数の取得・設定
■ 画像の取得
■ 量子化テーブルの取得・設定
■ 圧縮データのデコード

図面データ

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Manual,SDK

INFINICAM UC-1.1 HARDWARE Manual

INFINICAM UC-1.1のハードウェアマニュアルをダウンロードできます。

INFINICAM UC-1.1 SDK Quick Manual

SDKの基本的な使い方がわかるマニュアルがWEB上で参照できます。

SDK Quick Manual (Japanese)

SDK Quick Manual (English)

INFINICAM UC-1.1 API Reference

利用可能な全ての定数、列挙体、構造体、関数について記載されたHTMLマニュアルがダウンロードできます。

INFINICAM UC-1.1 SDK・ドライバーソフト

INFINICAM UC-1.1の制御に必要なドライバーソフトウェアを含むSDK一式をダウンロードできます。

INFINICAM UC-1のドライバーソフトの入れ方はこちら

サンプルコード

サンプルコードをGitHub上サイトで公開しています。
サンプルコードに関するご質問はGitHubのIssueにて受け付けております。

FAQ

INFINICAMに関する、よくあるご質問をご紹介いたします。
導入前のご確認にお役立てください。

Q1.INFINICAM UC-1.1 一式には何が含まれますか?

INFINICAM UC-1.1 の内容物はカメラ本体のみです。
USB Type-Cケーブルや制御PC、レンズなどの周辺機器は含まれていません。

周辺機器をお求めの際は、INFINICAM Starter Kit のページをご参照ください。

INFINICAM UC-1.1を制御するためのデバイスドライバやSDK一式はWebからダウンロード可能です。

SDK, Manual

Q2.INFINICAM UC-1.1 と、INFINICAM UC-1 の違いは何ですか?

INFINICAM UC-1.1 と、INFINICAM UC-1 では、使用できるレンズの制約が異なります。詳細は、Q3をご確認ください。

Q3.INFINICAM UCシリーズに使用できるレンズに制約はありますか?

1インチ以下の対応レンズは画面にケラレが発生します。
また、レンズマウント規格はCマウントですがイメージセンサー側への飛び出し量に制約があります。
制約を受けないイメージセンサー側への飛び出し量は次のとおりです。

INFINICAM UC1.1:5.5mm以下のレンズ
INFINICAM UC-1:4mm以下のレンズ

イメージセンサー側への飛び出し量は、レンズの仕様(図面)を参照してください。
一般的に、以下の図に示す赤枠内の数値が該当します。



下記のCマウントレンズにて接続適合を確認しております。

 

 

Q4. INFINICAM UC-1.1 にカラーセンサー版はありますか?

INFINICAM UC-1.1 はモノクロセンサー版のみです。

Q5.INFINICAM UC-1.1 は紫外線や近赤外領域に感度はありますか?

INFINICAM UC-1.1 に搭載されているセンサーの波長毎の感度は下記のとおりです。

ピーク感度:550nm付近
近紫外領域(400nm):ピークの80%程度
近赤外領域(1000nm):ピークの8%程度

Q6.INFINICAM UC-1.1 の最大ケーブル長はどれぐらいですか?

INFINICAM UC-1.1 に使用できるUSB Type-Cケーブルは下記の仕様を満たす必要があります。

(1) USB3.1 gen1(5Gbps)の通信規格をサポートする
(2) 電源供給機能をサポートする

以下のケーブルにて動作確認が取れています。

1m長  2m長  5m長

Q7.INFINICAM UC-1.1 を制御するのには、PCスペックはどの程度必要ですか?

最低限のスペックは、「Windows10」と「AVX2命令に対応したCPU」が必要です。
(Haswellマイクロアーキテクチャ以降〔2013年~〕)
リアルタイム画像処理をする場合は、できるだけ多数のコアを備えたCPUと、高速なSSD(NVMe、PCI-express接続)を搭載したPCを使用することを推奨します。

Q8.INFINICAM UC-1.1 でリアルタイム画像処理をするにはどうすればよいですか?

仮に1000Hzでリアルタイム画像処理をする場合には、
(1)NFINICAM UC-1.1からPCメインメモリへのデータ受取
(2)圧縮された画像データのデコード処理(必要があれば)
(3)目的の画像処理を実施(パターンマッチング等)
(4)処理結果を表示/保存する

(1)~(4)の処理を1サイクル 1mSec 以下で実施する必要があり、
(2)~(4)にかかる時間を短くする事が重要です。
(特に(2)の高速化にマルチスレッド処理が有効です)

Q9.INFINICAM UC-1.1 の圧縮画像デコード処理を高速化する方法はありますか?

圧縮画像デコード処理にはマルチスレッド処理が有効です。
CPUコア数が多いと特に効果が高いです。

Q10.INFINICAM UC-1.1 は複数台同期は可能ですか?

INFINICAM UC-1.1 にはSYNC-IN/OUTポートが備わっており、マスター側のSYNC-OUTを、スレーブ側のSYNC-INに繋げることで、位相の揃った同期動作が可能です。
しかし、カメラ毎の画像読出タイミング次第で同期が合わなくなる可能性もあります。(プログラミングの仕方やPCスペックに依存します)

Q11.INFINICAM UC-1.1 は複数台同期にはどのようなケーブルを使いますか?

 同期用ケーブルは両端がDINコネクタ形状の同軸ケーブルが必要です。
下記の汎用ケーブルにて動作確認が取れております。

DIN(オス) – DIN(オス) 圧着式ケーブル

Q12.INFINICAM UC-1.1の評価機はありますか?

評価機のご用意はありますので、検証のご希望がある際はお問合せフォームからご連絡をお願いします。

お問合せフォーム

Q13.INFINICAM UC-1.1 は Linux や Python には対応していますか?

Pythonは対応し、Linuxは現在開発中です。

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撮影・解析サービス

購入ではなく低予算で受託撮影も可能です

弊社ではハイスピードカメラ(高速度カメラ)をもっと気軽にご使用いただくために、受託による「撮影・解析サービス」も行っています。撮影に必要な基本周辺機器(レンズ/治具/PC等)もあわせてご用意いたしますので、手間とコストを抑えられます。

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