製造ラインのチョコ停改善、振動試験等の異常検知をハイスピードカメラで

PhotoCam Detector

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ハイスピードカメラでイベント検知/異常検知し自動撮影。
簡単設置でチョコ停原因解析や試験機監視

Photocam Detector は、ハイスピードカメラによるコンピュータービジョンで映像からリアルタイムにイベント検知/異常検知し、イベント発生前後を自動撮影します。設備からの信号入力やタイマーによる定期撮影も併用可能なので、設備の状態監視を行いながら、スーパースローモーション動画を自動的に撮りためることも出来る「ハイスピード監視システム」です。
製造ライン監視によるチョコ停原因解析や、振動試験機など各種試験機の長時間監視と異常解析など利用分野は様々。イベント発生のその瞬間「何がおきていたか？を見える化するツール」として、ものづくり現場の生産性向上を支援します。

特長

特長01 不具合発生の一瞬を動画で確認できる

スーパースローモーション動画で不具合発生のプロセスを可視化できるため、迅速な復旧対応に役立ちます。

1.設備・センサで異常検知した際に自動でハイスピード撮影。
不具合をスーパースローモーション動画で確認できる

PhotoCam Detectorは、ドライブレコーダーが事故の瞬間を自動撮影するように、生産設備の挙動を監視し不具合発生の瞬間を自動撮影するハイスピードカメラです。
設備や各種センサからの信号を元に自動撮影することで、異常検出時に何が起こっていたのかを動画で確認することができます。高速な設備挙動もスーパースローモーションで可視化されます。
不具合発生のプロセスを可視化することによって、発生箇所・発生条件の特定が容易になり、迅速な復旧対応が可能になります。

2.カメラのみでも異常検知して自動撮影ができる

センサを設置していない箇所や、生産設備からの信号がとれない場合でも、独自の動画異常検知アルゴリズムで、カメラ単独での自動撮影が可能です。

・自動機の搬送における逸脱現象の検知

小型の部品の吸着ミスの瞬間をとらえるのは非常に困難でした。
▶いつもと違う周期動作を検知し異常発生前後を自動で撮影。迅速に問題個所を特定し対策を行うことができました。

・チップ搬送あばれ検出

瞬間的に発生する搬送あばれがいつどこで発生するのを特定するのは困難でした。
▶最高10,000fpsの高速画像処理で一瞬の現象でも確実に捉えます。

・マテハンベルトの保全管理

従来、伝動ベルトなどの保全作業を行う際、設備を止めて目視で確認していました。
▶設備稼働中でもベルト表面の傷の概数をカウントすることができました。

特長02 いつでもどこでも撮り逃さない自動監視

自動監視でいつ発生するか分からない不具合も撮影できます。コンパクトなシステム構成で、生産ラインのあらゆる箇所にセッティング可能です。

1.撮影対象に合わせて選べるカメラ構成

解像度重視、撮影速度重視など、撮影対象に合わせてカメラを選択したり、工業用内視鏡と組み合わせるなど、さまざまな撮影セッティングが可能です。

2.どこでも簡単セッティング

小型カメラ筐体なので、狭小エリアにも設置でき、装置の内側や隙間からの撮影が可能です。大がかりな設置治具も必要としないので、稼働中のラインを停止することなく手早くセッティングできます。設備の改造も不要なのでセンサ類を活かした仕組みづくりもできます。

3.設備に組み込めるから、無人・長時間の自動監視ができる

コンパクトな構成なので設備に常設して無人での長時間監視が可能です。数万回に一回、数日に一回しか発生しないような不具合の撮影を実現します。PC持ち込み不可の環境でも最長50mのUSBケーブルで遠隔監視ができます。

4.マウス操作のみ、プログラムレスで簡単に監視設定できる

「ハイスピードカメラを使った監視設定」というと難しいイメージを抱きがちですがPhotoCam Detectorの監視設定はプログラムレスで、数クリックで完了します。
撮影した動画は汎用動画形式（.avi、.mp4）で保存されるので、専用ソフトがなくても誰でも再生・確認ができます。

特長03 再発防止につながる原因究明ができる

映像を根拠にした原因究明・対策立案に役立ちます。対策効果の検証に活用することで、改善を後押しします。

1.ログ表示・出力機能

異常検知の種類、時間、動画を一覧で確認できます。またCSV出力が可能です。
不具合発生の条件・要因の洗い出し、原因究明に役立てられます。対策効果の検証にも活用できます。

2.リアルタイム異常検知数表示

異常検知回数をカウント表示する機能です。異常な動作が何回発生したかを都度確認することができます。また正常な動作に対して異常な動作が何回起こったかという割合を確認することも可能です。疲労試験や耐久試験などで繰り返しの動作を行う試験において、何回目の動作で異常があったかを確認することができます。

3.測定波形データとスーパースローモーション動画を同期表示・再生

オプションのデータロガーを使うことで、取得した映像とセンサ波形データを時系列で同期して表示することができます。イベント発生前後のスーパースローモーション動画とその瞬間のセンサ数値を比較して解析することで多角的に現象を解析することができます。

4.ストリーミング保存で長時間撮影*

設備・センサからの信号が出せない場合やカメラによる異常検知が難しい状況に対応できるように、ハイスピード撮影を長時間行うストリーミング保存機能を追加しました。
PCの仕様にもよりますが、M.2 SSD 1TB搭載PCで500fps（1240×1024画素）1時間の撮影が可能です。
*カメラ「INFINICAM」のみ対応。本機能を使用する場合、コマ落ちが発生します。コマ落ちの割合は使用するPC、撮影設定によって異なります。