CAD用語解説英字

Bezier曲線/曲面(ベジェきょくせん/きょくめん)

曲線や曲面などを表現するための手法の1つ。
ベジェ関数と呼ばれる関数を利用して描画された曲線(曲面)。設定した複数の点(制御点)を元にして、滑らかな曲線(曲面)を求める。与えられた制御点のうち、最初と最後の制御点だけは通過するが、その間の制御点は曲線のカーブの形状を決めるためにしか使われず近くを通過するだけとなる。2曲線間の交点を求めるなどの干渉計算が行いやすいが、複数の曲線間の連続性を保つことが難しい。Bezier曲面は、Bezier曲線を拡張したもので、ほぼ同様の性質をもつ。自由曲面の表現方法の一種。

ベジェ曲線
【ベジェ曲線】

BMP(ビーエムピー)

Windows Device Independent Bitmapの略称。
Windowsが標準でサポートしている画像形式。白黒(2値)の画像からフルカラー(1677万7216色)までの色数を指定できる。基本的には無圧縮で使われることが多いが、圧縮タイプ(RLE等)も存在する。

B-Spline曲線/曲面(ビースプラインきょくせん/きょくめん)

曲線や曲面などを表現するための手法の1つ。
B-Spline曲線は、制御点と呼ばれる複数の点とノットと呼ばれるパラメータ区間の境界の値によって定義される。ノットの間隔が一定(一様)であるB-Splineを一様B-Spline、一様ではないものを非一様B-Splineという。非一様B-Splineのほうが自由度が高く、表現の自由度が高い。B-Spline曲面はB-Spline曲線を拡張したもので、B-Spline曲線と同じ性質をもつ。自由曲面の表現方法の一種。Bezier曲面よりも複数の曲面パッチ間の連続性に優れている。ただし、最初に境界曲線を決めて、その間をパッチで内挿する場合には、パッチ間の連続性が保証されない問題がある。

CAD(キャド)

Computer Aided Design の略称。
モデリングや設計・製図を行うためのコンピュータ・システム。2次元CAD(平面図形を処理して製図する)と3次元CAD(製品形状をモデリングする)がある。

CAD製図基準(案)(キャドせいずきじゅん(あん))

国土交通省により土木設計業務等の電子納品要領(案)及び工事完成図書の電子納品要領(案)において定められる成果品のうち、図面をCADデータで納品する場合の属性情報(図面名・作成者名・図面尺度等)、フォルダ構成、図面様式、レイヤ名等の標準仕様、および工種別記述方法を定めたもの。

CALS/EC(キャルス イーシー)

「公共事業支援統合情報システム」の略称。
公共事業の各段階で発生する各種情報の電子化と、関係者間の情報交換・共有・連携を創出することを目的とする。CALSとは、Continuous Acquisition and Life-cycle Supportの略称。製品等のコストの削減・開発期間の短縮・生産性向上を目的として、一定の標準に基づいて情報の電子化を図ること。電子情報化・ペーパーレス化。ECとは、Electronic Commerceの略称。電子メールや電子データ交換、FAX・電子送金等の技術を利用した取引情報の交換。

CAM

Computer Aided Manufacturing(コンピュータ支援製造)の略称。
CADで作成した3Dデータを利用し、NC(数値制御)工作機を用いて、精密なモデル加工を行うことができる。

Coons曲面(クーンズきょくめん)

自由曲面の表現方法の一種。
1964年にクーンズが考案した。パッチの連続で曲面全体を表現するもの。代表的な自由曲面の表現方法としてはもっとも古い理論である。

CSV(シーエスブイ)

データをカンマ(",")で区切って並べたファイル形式。汎用性が高く、主に表計算ソフトやデータベースソフトなどの異なる種類のアプリケーションソフト間のデータ交換に使われることも多い。データの内部はテキストファイルのため、テキストエディタやワープロなどで開いて直接編集することも可能。

DESIGNBASE(デザインベース)

リコー社が開発販売している唯一国産のソリッドモデリングカーネル。
DESIGNBASEはサーフェスソリッドの融合型モデリング環境なので、サーフェスとソリッドとの間で集合演算を行うことが可能。強力なフィレット生成機能に加え、スイープスキニング・ブレンド機能などの様々な曲面の生成や、自由自在の局所変形操作などを特徴としている。

DM(ディーエム)

ディジタルマッピング(Digital Mapping)データの略称。
国土交通省公共測量作業規定に定められた、2D/3Dの地形図交換用フォーマットのこと。またはそのデータを指す。

DPI(ディーピーアイ)

Dots Per Inchの略称。プリンタやスキャナなどで使われる解像度の単位。
1inch(約2.54cm)あたりに何ドットの点を打てるかを表す。数値が大きいほど点が小さいので、より細かい絵や文字を表すことができる。

DXF(ディーエックスエフ)

Autodesk社のCADソフト「AutoCAD」で使用されている、ASCII形式のファイルフォーマット。バージョンが異なるAutoCAD間でデータ互換変換を行うために、Autodesk社が作った。AutoCADのバージョンにより記述方法が異なったり、スケール概念がないなど、互換性が100%ではないが、2次元や3次元のベクタデータを格納するファイル形式として、CAD間でデータの交換する際に、広く使用されている。

GIS(ジーアイエス)

地理情報システム(Geographic Information System)の略称。
デジタル化された地図(地形)データと、統計データや位置の持つ属性情報(住所・所有者名など)の位置に関連したデータとを、統合的に扱う情報システム。地図データと他のデータを相互に関連づけたデータベースと、それらの情報の検索や解析、表示などを行なうソフトウェアから構成される。道路や建物に関するデータとGPS(全地球測位システム)を組み合わせたカーナビゲーションシステムもGISの応用例の一つである。

Gregory曲面(グレゴリーきょくめん)

自由曲面の表現方法の一種。
Coons曲面の改良型から発展した。曲面の接続性や表現力に優れており、フィレットのような複数曲面を滑らかに接続する場合に適している。

HPGL(エイチピージーエル)

ヒューレット・パッカード社が定めた、プロッタを制御する言語(Hewlett Packard Graphics Language)。コンピュータからプロッタに様々な動作を命令することが可能である。

IGES(アイジェス)

Initial Graphics Exchange Specificationの略称。
異なるCAD間でデータを交換する際に使用する中間ファイル・フォーマットの1つで、ANSI(米国規格協会)が制定したファイル形式。この形式をサポートするCADソフトが多いため、実質的に世界の標準となっている。

JIS(ジス・日本工業規格)

Japanese Industrial Standardの略称。
工業標準化法に基づいて、全ての工業製品について定められる日本工業規格。JIS規格は何度か改訂されている。

JPEG(ジェーペグ)

Joint Photographic Experts Groupの略称。
静止画像データを1/10~1/100に圧縮する技術。圧縮の際に、データの劣化具合を指定することができ、高圧縮になるほどデータが劣化する。風景や写真データの圧縮に効果的だが、ラスタ図面データの圧縮には向かない。

NURBS(ナーブス)

Non-Uniform Rational B-splineの略称。
自由曲面の表現方法の一種。B-Spline曲面は円錐などの2次曲面が表現出来ないのに対し、NURBSはB-Spline曲面を改善して、2次元曲面も表現できるようにしている。多くの3次元CADや3次元CGソフトで採用されており、もっとも高品位な自由曲面を表現することが可能。

OCR(オーシーアール)

Optical Character Recognitionの略称。
印刷または手書きの文字を光学的に読み取るしくみ。読み取られたラスタ(画像)データを、前もって記憶されたパターンと照合するこで文字を特定し、コンピューターが認識できる文字データに変換するしくみ。あるいは、その仕組みを応用した文字読み取り装置。

OLE(オーエルイー)

他のアプリケーションで作成したオブジェクトを埋め込んだり連結する機能。

OLEオートメーション(オーエルイー オートメーション)

OLEの仕組みを利用して、OLEオブジェクト(CADプログラム本体や図面・図形)の機能や属性を、外部からアクセス可能にした機能。この機能により、オリジナルのコマンドが作成可能となる。

OpenGL(オープンジーエル)

3次元グラフィックスライブラリの一つ。Silicon Graphics社独自の3次元グラフィックスライブラリのGLを他社でも使えるようにオープン化したもの。
OpenGLは、ハードウェアやOSには依存しないプログラミングインターフェイスでWindows, MacOSなど、多くの環境で利用されている。

p21(ピーニジュウイチ)

SXFの一種。国際標準のISO10303 STEP/AP202規約に則ったファイル仕様となっている。平成15年度から国土交通省管轄の工事で図面を電子納品する際にはこの形式を用いるよう定められた。SXFはこの他にsfc形式もある。

PDF(ピーディーエフ)

Portable Document Formatの略。
米国AdobeSystems社が製作した文書データ交換形式のひとつ。データフォーマットが公開されており、セキュリティ面での配慮がされているため、数々のソフトに実装されるようになった。

SCS(エスシーエス)

ソリッドクリエーションシステムの略称。
3次元CADデータを元にレーザー光線と光硬化性樹脂(デソライト)を用いて積層造形し、3次元CADでデザインされたモデルと寸分違わない実物モデルを超短時間に作製する最先端の光造形システム。

sfc(エスエフシー)

SXFの一種。p21形式と比較すると、データ構造の軽量化が図られており、業者間でのデータ交換用として制定されている。データの扱いが簡便であるため、昨今の電子納品では、この形式を採用する地方自治体が増えつつある。

SIMA(シーマ)

コンピュータで計算された数値データや図形データを各記録媒体でやりとりできるよう、一旦中間データに変換する時のASCII形式ファイルフォーマット。測量CADシステム共通フォーマットとも呼ばれる。日本測量機器工業会が管理する共通フォーマットのひとつ。

SIMA-DM(シーマ ディーエム)

DMフォーマットから、図郭の概念を排除し、より簡素化した地形図や測量データを交換するためのデータフォーマット。日本測量機器工業会(SIMA)が制定したことから、「SIMA」の冠がつけられている。

STL(エスティーエル)

Standard Triangulated Languageの略称。
3次元自由曲面を小さな3角形の集まりとして表現するデータフォーマット。CADから3次元積層造形装置にデータを渡す場合に広く用いられている。

SXF(エスエックスエフ)

Scadec eXchange Formatの略称。
「CADデータ交換標準開発コンソーシアム(SCADEC)」で開発された、異なるCADソフト間でのデータ交換を実現する標準フォーマット。国際標準であるISO10303 STEP/AP202規約に則った電子納品のためのフォーマットである「p21形式」と、これを簡素化し、業者間のデータ交換に主眼をおいて開発された「sfc形式」の2種類の物理ファイルが存在する。

TIFF(ティフ)

Tag Image File Formatの略称。
ラスタ(画像)データのフォーマット。解像度や色数、符号化方式、圧縮方式が異なっているデータでも、一つの形式で表現できるため、比較的アプリケーションソフトに依存しない画像フォーマットである。

TWAIN(トゥエイン)

TWAIN(画像入力装置を接続するための技術仕様)に対応したアプリケーションソフトや、スキャナ・デジタルカメラなどの画像入力機器を自由に組み合わせ、ソフトの画面上へ直接画像を入力する機能。

VRML(ブイアールエムエル)

Virtual Reality Modeling Languageの略称。
インターネット上で3Dグラフィックスを表現する為のWeb3D技術を実現する為のファイル形式の一種。

Windowsメタファイル(ウィンドウズメタファイル)

Windowsの標準的な画像ファイル形式。Windowsの描画命令をファイルにしたもの。
メタファイルは、Windows95以前に使われていた標準メタファイル(拡張子:wmf)と、Windows95から登場した拡張メタファイル(拡張子:emf)の2種類がある。

Web3D(ウェブスリーディー)

Web上で3DCGを表現するための技術。
この技術を用いてWebブラウザ上でユーザーの操作に応じて3次元の物体をインタラクティブに動かしたり、色やデザインを変更することのできるサイトを構築することも可能。

XVL(エックスブイエル)

eXtensible Virtual world description Languageの略称。
VRML等に比べ精度を維持しながらの軽量化を実現している。ラティス・テクノロジー(株)が 開発した、CADポリゴンなどの3次元データ形状をWeb上で表現するためのファイル形式。

Z3D(ゼットスリーディー)

(株)フォトロン社製のCADソフト「図脳CADシリーズ(3次元CAD)」ファイル形式。

ZFD(ゼットエフディー)

(株)フォトロン社製のCADソフト「図脳CADシリーズ(2次元CAD)」ファイル形式。
図脳RAPID10・図脳Century5以降より対応。ZFD形式の図面をZRD形式で保存した場合は、一部の要素(線種・線幅・矢印形状・ZFDハッチング・ブロック図形・記号)の情報が互換性のある要素に変換される。

ZRD(ゼットアールディー)

(株)フォトロン社製のCADソフト「図脳CADシリーズ(2次元CAD)」ファイル形式。図脳RAPID9・図脳Century4以前の拡張子。

ZSD(ゼットエスディー)

(株)フォトロン社製のCADソフト「図脳CADシリーズ(2次元CAD)」ファイル形式。
図脳RAPID13・図脳デジタルシート7以降より対応。ZSD形式の図面をZFD/ZRD形式で保存した場合は、レイヤセキュリティ機能が失われ、一部の要素(引出線の文字列2段配置・累進寸法の0記入・基図のレイヤ情報等)の情報が互換性のある要素に変換される。