動画マニュアルはどう作る?作り方のコツと作成手順3ステップを解説

  • 動画作成
  • #動画マニュアル
  • #動画作成アプリ

目次

自社でも動画マニュアルを作成しようと提案があった場合、どのように作成すべきか分からない場合も多いのではないでしょうか?

初めての動画マニュアル作成では、「動画作成は難しそう」「何から手を付ければ良いか分からない」と悩むことも珍しくありません。

そこで本記事では、

  • 動画マニュアルの作り方のコツ
  • 動画マニュアルを3ステップで作る方法
  • 動画マニュアルに役立つ動画作成アプリ

をまとめました。ぜひお役に立てば幸いです。

「Photron-Mobile Video Creator(MVC、フォトロンモバイルビデオクリエイター)」なら初めての動画マニュアル作成も簡単に編集可能です。

【工程別】効果的な動画マニュアルを作成するコツ

まずは、「どのようなマニュアルが動画に向いているのか」や「撮影・編集のコツ」などをご紹介します。

そもそも動画が適しているマニュアルなのか判断しやすくなり、作ってから「徒労に終わった」と後悔せずに済みます。また、撮影や編集時のコツを事前に把握しておけば、いざ作業を始めてから迷うことが少なくスムーズに作業しやすいです。

それでは、動画に向いているマニュアルや構成・撮影・編集のコツを見ていきましょう。

【事前準備のコツ】どのようなマニュアルが動画に向いているのか把握する

動画マニュアルは機械の操作や会話、技能伝承など伝えたい内容に動きがある場合に適しています。実際の映像を見ながら学べるため、自分がやっている姿も想像しやすくなります。

動画マニュアルの主な種類と特徴を以下にまとめました。

動画マニュアルの種類特徴
操作マニュアル機械・システムの操作方法や、トラブルへの対応方法などを確認するためのマニュアル
研修マニュアル新入社員や新しい業務につくスタッフが、業務に取り組むためのマニュアル
作業マニュアル作業の標準化を目指し、作業工程や手順を策定したマニュアル
接客マニュアル接客見本を丁寧に記したマニュアル
営業マニュアルアプローチの方法、販売戦略など営業マンのノウハウをまとめたマニュアル

上記のようなマニュアルは一連の流れや音声によって情報を伝えられるので、理解が深まり効果的です。

【構成のコツ】しっかり練って抜け・モレがないようにする

何を伝えたいのかポイントや注意点を明確にし、情報に抜け・モレがないようにするのが構成作りのコツです。既存の紙マニュアルがある場合はそれを土台とし、説明不足だと感じる点や実際の映像を見た方が理解しやすい部分を整理してみましょう。

また、伝える内容を詰め込みすぎず、動画時間は視聴者が集中して見れる時間で作るのがおすすめです。時間が長いと飽きてしまう恐れがあるので、60秒〜3分程度の短い時間に設定しましょう。

目安として、YouTubeShortsやInstagramのリールが最大60秒です。TikTokは3分と視聴者が集中してみれる時間に設定されています。

なお伝えたい内容が多い場合は、複数の動画に分割して作成すると、情報の抜け・モレを防ぎながら1本あたりの動画を短くまとめられます。

【撮影時のコツ】さまざまな角度から撮る

実際に作業している人物を撮影する場合、細かな作業や特に重要な部分は、拡大や他の角度から別撮りすると分かりやすい動画になります。ひとつの視点からだと作業中の手が邪魔になって、肝心の部分が見えないなどが起こり得ます。また、引きの映像から拡大映像に切り替わることで、重要なポイントであると意識しやすいです。

撮影時の小技として、ホワイトボード(A4のコピー用紙などでも可)に撮っているシーン名を書き、撮影の初めに見せてから作業内容を撮影すると、どのシーンか分かり編集が楽になるのでおすすめです。

なお、映像の撮影とナレーションは別撮りにしましょう。映像とナレーションを同時に撮影すると、どちらかにNGが出た場合すべて撮り直しになってしまいます。

【編集のコツ】メリハリをつけて見る人を飽きさせない工夫をする

メリハリをつけて見る人を飽きさせない工夫をするのが編集のコツです。ただ単調で長々と続く動画は見ている人が飽きてしまい、せっかく作った動画マニュアルも見てもらえなくなってしまいます。

メリハリをつけて飽きさせないためには、「内容の変わり始め」や「重要なポイント」を見る人に意識させることが大切です。見出しの文字の大きさ・書体を変えたり、重要な部分はテロップを見せたりしましょう。図形や矢印などを使い、どの部分を指しているのか明確にするのも効果的です。

なお、撮影した動画や編集に使った素材は、次回以降の動画マニュアル作成に使えることもあるので残しておくのがおすすめです。

動画マニュアルの作り方を3ステップで解説

それでは、実際にどのように動画マニュアルを作成したらいいのでしょうか?動画マニュアルを作成する3ステップは以下の通りです。

  1. 構成を練る
  2. 動画を撮影する
  3. 動画を編集する

動画マニュアル作成は撮影準備や作業が多く大変だと思うかもしれませんが、ポイントを抑えればそれほど難しいことはありません。それぞれのステップを見ていきましょう。

ステップ1.構成を練る

まずは構成を練り、絵コンテを作ります。動画マニュアルで「何を伝えたいのか?」を明確にし、動画の方向性や内容を決めていきます。既存の紙マニュアルがあれば、紙では「何を」伝えきれなかったか明確にし、伝えきれなかった部分を動画に盛り込みましょう。

構成の作成段階で、経験が豊富な熟練者や経験の浅い若手も、動画マニュアル作成チームに入れるのがおすすめです。現場での幅広い意見を取り入れることができ、本当に必要な情報を動画マニュアルに盛り込めます。

構成用紙や絵コンテは、作業の補足情報を書き込んでおきます。そうすることで、この後におこなう撮影や編集でやるべきことが明確になり慌てることがありません。例えば、ナレーションを入れる箇所には「ナレーションを入れる」、拡大映像を撮る箇所に「アップ別撮り」など各シーンの動きややるべきことをメモしましょう。

ステップ2.動画を撮影する

構成をもとに必要な動画を撮影します。撮影する秒数やアングルを構成段階でしっかり決めておくと、撮影時に悩むことが少なくなりスムーズに撮影が進みます。

撮影時も現場の人に立ち会ってもらい、撮影した映像を一緒にチェックするのがおすすめです。作業が分かりやすく撮れているかを随時チェックすることで、後から撮り直しが必要になる心配を減らせます。

なお、作業現場で撮影する際は、あらかじめ現場責任者とスケジュール調整しておくと業務に支障が生じにくくなります。

ステップ3.動画を編集する

最後のステップは動画の編集です。編集に集中できるよう、撮影した動画を含む必要な素材はすべてそろえておきます。例えば、以下のような素材が編集時に必要になることが多いため、事前にそろえておきましょう。

  • テロップの文章
  • ナレーション用の音声データ
  • 動画に挿入する企業ロゴ
  • 画に挿入する音楽や効果音

動画編集は編集アプリ・ソフトを用いておこないます。それぞれのアプリによって操作方法は異なりますが、基本的には以下の順序で編集します。

  1. 動画や画像素材を選択し、並べかえる
  2. 字幕やテロップを挿入する
  3. ナレーションや音楽を挿入する

以上が動画マニュアルを作成する3ステップでした。初めは動画作成に戸惑うかもしれませんが、一度作ってみれば動画マニュアルの便利さを実感してもらえるはずです。

動画マニュアルの作成アプリは無料or有料どちらがおすすめ?

動画作成アプリには有料と無料のアプリがあります。「無料の動画作成アプリでもいいだろう」と思いがちですが、企業で使用する場合は有料アプリの方が使い勝手が良くおすすめです。

ここでは、なぜ有料の動画作成アプリがいいのかをお伝えします。

無料の動画作成アプリは機能に制限がある

無料動画アプリはコストがかからない分、手軽に導入できます。しかし基本的な機能しかないため、会社の動画マニュアルを作成するには向いていないこともあります。

例えば、次のような機能は無料の動画作成アプリには備わっていない場合が多いです。

  • ナレーション挿入機能(説明音声を後から入れる機能)
  • 自動多言語翻訳(字幕やテロップを日本語⇔多言語に自動翻訳する機能)
  • ドキュメント出力機能(Excel・HTML・PDFなどにして紙で出力する機能)

もし外国人スタッフ用に多言語の動画マニュアルを作成したい場合、無料の動画作成アプリでは自力で翻訳しテロップを入れなければなりません。

また、テロップを決まった位置でしか挿入できなかったり、文字の大きさや色を自由に変更できなかったりするのも無料アプリの不便な点です。思った通りの編集ができないと、動画マニュアルの作成に時間を費やしてしまいます。

有料の動画作成アプリをお試しで使うのがおすすめ

有料の動画作成アプリは一見割高に感じますが、作業時間や人件費などを考えると企業では有料アプリを使うのがおすすめです。

なぜなら、目的は動画マニュアルを作ることではなく、業務を明確にし作業内容や商品クオリティを標準化することだからです。

無料アプリの限られた機能を使って動画マニュアル作成に時間をかけるよりも、有料アプリの便利な機能で動画マニュアル作成をサクッと終わらせるのが良いのではないでしょうか。マニュアル作成が素早く終われば、他の業務に時間を有効活用できます。

有料の動画編集アプリの中には、無料トライアルを実施しているものもあります。「いきなり有料アプリを使うのは不安」という場合は、まず無料トライアルを一度試してみるのがおすすめです。

無料トライアルを実施している有料アプリとして「Photron-Mobile Video Creator(MVC、フォトロンモバイルビデオクリエイター)」があります。

このアプリは撮影から編集までiPhone/iPad1台で完結するため、編集のために映像をパソコンへ取り込む手間が省け、マニュアル作成時間の短縮になります。その他にも、動画マニュアルを作成するのに必要な機能がそろっています。

Photron-Mobile Video Creator(MVC、フォトロンモバイルビデオクリエイター)の機能一例

  • ナレーション挿入機能(説明音声を後から入れる機能)
  • テキスト読み上げ機能(入力したテキストから自然な音声を自動生成する機能)
  • フリーズ、再生スピード編集機能(動画を数秒間止める編集や、撮影動画の速度を倍速編集する機能)
  • 自動翻訳機能(字幕やテロップを日本語⇔多言語に自動翻訳する機能)
  • ドキュメント出力機能(Excel・HTML・PDFなどにして紙で出力する機能)

十分な機能がそろいつつも、月1万円という有料アプリの中では低コストで導入可能です。

1ヶ月の無料トライアルもありますので、気になる場合は以下より詳細をご覧いただけます。

まとめ:動画マニュアルは便利なアプリを使って効率よく作成しよう

動画マニュアルを効果的に作成するには、どのようなマニュアルが動画に向いているのかを把握し、現場の意見を取り入れながら作成するのがポイントとなります。
マニュアル作成に時間を取られないために、どの動画作成アプリを選ぶかも大切です。

フォトロンではPhotron-Mobile Video Creator(MVC、フォトロンモバイルビデオクリエイター)の導入相談も受け付けています。ぜひお気軽にお問合せください。

記事をシェア

画像・映像のことなら
フォトロンにお任せください

お問い合わせは
こちらから

株式会社フォトロンに関する
お問い合わせはこちらから

資料を
ダウンロード

フォトロンおよびグループ企業の
会社紹介資料をダウンロードできます