宇宙とサステナビリティ:フォトロンにできる「産業」と「教育」への貢献

宇宙とサステナビリティ

サステナビリティにおいて宇宙への注目度がますます高まっています。そのような状況の中、フォトロンとして「宇宙」をテーマに何ができるのか。産業と教育の両面から「フォトロンにできること」の一例をご提示します。

技術・製品・サービス 働き方・教育・制度 パートナーシップ・共生・地域貢献

貢献する主なSDGs(持続可能な開発目標)

質の高い教育をみんなに
産業と革新の基盤をつくろう
パートナーシップで目標を達成しよう

宇宙と私たちの生活

宇宙とサステナビリティ。一見すると関係性が見えてこないかもしれません。しかしながら、私たちの現在の生活は、宇宙抜きには語ることができません。たとえば、次の事象を思い浮かべて頂ければ、宇宙と現在の生活が密接に関係しているとご理解いただけれると思います。

・衛星放送による海外スポーツのリアルタイム中継
・天気予報や災害対策
・スマホのGPSシステムやカーナビ
・魚群探知機 など

これらはほんの一例ですが、それでも私たちの周りには当たり前に宇宙が関係しています。つまり、宇宙を考えることは、私たちの生活を「持続可能」にする上で必要不可欠なことだと言えるのです。

地図アプリでの自分の位置

フォトロンにできること ~産業~

宇宙”産業”に目を向けてみると、近年、宇宙産業は多くのスタートアップ企業や他業種からの参入など更なる盛り上がりを見せています。宇宙産業において当社のハイスピードカメラ及び画像解析システムは、世界中の企業・研究所・大学で使用されてきました。その用途は要素研究から開発、実際の打上げまで多岐に渡り、様々な側面から宇宙開発に貢献してきました。

宇宙産業に関わる多くの事業者に求められる技術力や開発スピードUPにおいて、シミュレーションは欠かせません。しかしながら、現在のテクノロジーではシミュレーションと現実の結果が必ず一致するとは限らず、実験もまた欠かすことができません。

ハイスピードカメラは、肉眼や通常のビデオカメラでは捉えられない瞬間を捉え、画像解析システムとの連携で実現象を数値化することができますので、実験とシミュレーションを、画像や数値で比較することで開発精度の向上に寄与しています。

「みんなのロケットパートナーズ」に参画

2018年のMOMO2号機から、打ち上げ時の撮影協力を実施しておりましたが、打ち上げに留まらずロケット開発を幅広く支援させていただくべく、ゴールドパートナーとして「みんなのロケットパートナーズ」(みんロケ)に参画の運びとなりました。「宇宙産業を日本の新たな産業に。」の旗印のもと、インターステラテクノロジズとの相互協力で宇宙産業の更なる成長と発展に貢献し、誰もが宇宙に手が届く未来を共に創造します。

(主な取り組み)
2023年2月には第一弾として、福島県相馬市の福島ロボットテストフィールドにて行われた「フェアリング分離放てき試験」をサポートしました。
(概要)
高性能ハイスピードカメラによる高解像度のスローモーション撮影および画像解析ソフトを使用した、受託撮影と受託解析を実施。
(実施内容)
フェアリングにつけたマーカーを複数台のハイスピードカメラで同期撮影し、フェアリングの分離挙動を3Dで画像解析しました。解析の結果、フェアリング分離挙動の分析に必要なデータを取得できました。

撮影・解析事例

実験については、インターステラテクノロジズのNEWSページで詳しく解説されています。ぜひご覧ください。
※インターステラテクノロジズ NEWSページへ遷移します。

「宇宙」で「教育」

宇宙教育・・・これは、宇宙”の”教育ではなく、宇宙”で”教育を意図します。どういうことかというと、、、

JAXA(宇宙航空研究開発機構)には「宇宙教育センター」という部署が設置されています。JAXAによれば、宇宙教育とは「宇宙を素材として、子どもたちの心に自然と宇宙と生命への限りない愛着を呼び起こし、『命の大切さ』を基盤に『好奇心・冒険心・匠の心』を豊かに備えた明るくて元気で創造的な青少年を育成することに取り組む教育」とのことです。つまり、宇宙教育とは、宇宙を専門的に学ぶということではなく、宇宙を通して所謂『全人教育』(知識・技能教育に偏することなく、感性・徳性なども重視して、人間性を調和的、全面的に発達させることを目的とする教育)であると解釈できます。

宇宙を教育の題材として用いることで、子供たちが”枠にとらわれない成長”をする。宇宙教育の本質はこの辺りなのだと考えられます。

フォトロンにできること ~教育~

宇宙”教育”の現場でもフォトロンのハイスピードカメラが使われています。

この動画は、ペットボトルロケットを作り、水力で打ち上げるという子供向けのワークショップのご協力した時の動画です。自分で作った水ロケットが飛んでいく様子をスローモーションで観察すると「わー!すごい!」「水しぶきがよく見えるね」といった声が聞こえてきました。

ハイスピードカメラは貴重な水ロケット体験に +α の”見える価値”を提供し子供たちの理解促進に役立ちました。

飛べ!ペットボトルロケット


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