導入事例図脳RAPIDPRO導入と自動化機能搭載のカスタマイズによって、売上3割アップに寄与することができました(日本エアーテック株式会社様)

日本エアーテック株式会社様
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お客様の声 / 2D CAD

2017.04.01

日本エアーテック株式会社 加須工場 技術部 部長 金子 秀雄氏、大町 保氏に図脳RAPIDPROの導入およびカスタマイズの経緯とその効果について詳しく聞きました。

課題
アルミ製クリーンブース製品の販売強化に伴う製造工程の効率化
解決策
既存のデータと互換性があり、かつ作業の自動化が実現できるCADソフトの導入
効果
  • 図面展開の工程を大幅に効率化(2日→数時間)
  • ヒューマンエラーの解消
  • 仕様変更にも柔軟に対応が可能に
  • 売上額3割アップに貢献
評価
  • 図脳RAPIDPROは基本性能と実用性が高い
  • フォトロンとは長い付き合いを希望

会社紹介

国内唯一の「空気清浄」専業メーカー

御社の事業について教えてください。

当社は産業用クリーンエアーシステムに特化した国内唯一の「空気清浄」専業メーカーとして、昭和48年3月に創業しました。半導体や電子・精密機械、バイオ・医薬品、病院、大学、食品メーカーといった様々な分野の研究機関や工場向けにクリーンブース、クリーンベンチ、エアーシャワー、エアーカーテンなどの開発・設計、製造、販売据付を一貫で行っています。

右:加須工場 技術部 部長 金子 秀雄氏 左:加須工場 技術部 大町 保氏
右:加須工場 技術部 部長 金子 秀雄氏
左:加須工場 技術部 大町 保氏

クリーンエアーシステムをオーダーメイドで提供

御社のクリーンエアーシステムの強みを教えてください。

当社の製品は標準的な仕様に準じた既製品もありますが、基本はお客様先の設置場所や環境に合わせたオーダーメイド製品が主力です。1m×1m程度の小規模なシステムから、7m×22mの大きなクリーンブースまで、お客様が要望されるクリーンエアーシステムに対応。数々のオーダーメイドを手掛けてきた豊富な経験と高い技術力、そして新技術を意欲的に取り入れながら、お客様の要望に対して最適な提案をすることができます。

「加須工場で製造している製品の内、アルミ製クリーンブースは約半数です。」と語る金子氏
「加須工場で製造している製品の内、アルミ製クリーンブースは約半数です。」と語る金子氏

生産増への対応が急務

御社の課題について教えてください。

加須工場の主力製品であるアルミ製クリーンブースの販売を全社的に強化することになり、受注および生産が大幅に増加し始めました。しかし、この生産増によって大きな課題が生じました。アルミ製クリーンブースの生産過程で行う、私たち技術部の「図面展開」がボトルネックになってきたのです。

図 「図面展開」と「カスタマイズ搭載機能」の概要

図 「図面展開」と「カスタマイズ搭載機能」の概要

図脳RAPIDPRO導入前は、jw_cad(JWW)という無料のCADソフトを使ってこれらの図面を一つ一つ作成していましたが、この工程は平均的なレベルの製品でも2日はかかります。

しかも、業務が属人化されていたため、スタッフが技術を習得するまでには時間を要します。つまり、アルミ製クリーンブースの生産増に対応するには、スタッフのスキルレベルに依存しないスピーディーな業務フローを構築する必要があったのです。

そこで行き着いたのが自動化です。2014年の初頭には、CADソフトで「図面展開」を自動化できないかと思案するようになりました。

「図面展開の作業に時間がかかることが大きな課題でした」と金子氏
「図面展開の作業に時間がかかることが大きな課題でした」と金子氏

「自動化機能」をカスタマイズで搭載

新たなCADソフトへの要件を教えてください。

何よりも「図面展開」の業務フローを効率化できることが何よりも重要な要件です。できるだけ自動的に処理してくれるCADソフトを求めました。

加えて既存データはJWW形式となっていますので、このデータを読み込めることが重要です。また、他の部署との連携を高めるため、JWW形式への書き出しや汎用的なDXF形式の読み書きも要件としました。

工場内ではアルミ製クリーンブースの組み立て作業が行われていました
工場内ではアルミ製クリーンブースの組み立て作業が行われていました

図脳RAPIDPROを導入することになった決め手を教えてください。

図脳RAPIDPRO自体、パッケージソフトとして実績がありますから、ファイルの互換性も問題ありませんでした。

また、図面展開の機能がカスタマイズになることはわかっていましたが、これまでソフトの導入経験が乏しいため、コスト感が掴めていませんでした。 その点でもフォトロンからはソフトウエアの導入に関して素人の私たちでも、分かりやすい内訳を提示していただきました。

2015年の6月にカスタマイズによる「図面展開」の自動化機能を搭載した図脳RAPIDPROの開発を依頼しました。同年8月に開発がスタートし、2016年の1月に納品していただきました。

フォトロンの担当の兵頭さんは、こちらの要件に対して親身に対応していただき、大変よい信頼関係を築くことができました。

パッケージソフトとしての実績も十分な「図脳RAPIDPRO」
パッケージソフトとしての実績も十分な「図脳RAPIDPRO」

今回のカスタマイズで自動化した機能について教えてください。

『図「図面展開」と「カスタマイズ搭載機能」の概要』 (1)の作業は図脳RAPIDPROが標準搭載している機能で行うことができました。(2)~(3)の作業が、カスタマイズによって自動化された機能です。

簡単な設定のみで数枚~数十枚の図面およびExcelの表をほぼ自動的に短時間で作成することができるようになりました。

売上アップ、時間短縮に貢献

図脳RAPIDPROによって効果は得られましたか。

1.大幅な時間短縮

図脳RAPIDPRO導入後は、数時間で「図面展開」が行えるようになりました。これは、3人分の人的リソースに匹敵します。また、時間短縮により、原価低減も可能になりました。

カスタマイズで搭載した図面作成支援システムによって自動化された「図面展開」
カスタマイズで搭載した図面作成支援システムによって自動化された「図面展開」

2.ヒューマンエラーの解消

手作業が多ければ多いほど、間違いが起こる確率が高くなるのは避けられません。例えば、寸法を入力する際、以前までは電卓で計算し手入力で行っていました。この作業だけをとっても、計算ミスや入力ミスは少なからずあります。しかし、図脳RAPIDPRO導入後は、自動処理で行われるため、手作業の割合が大きく削減しました。ほとんどの場面でミスがなくなりました。

3.急な仕様変更にも対応

お客様のご要望にて急な仕様変更が発生する場合があります。以前までは、あらゆる書類をチェックし関係する箇所を何度も見直さなければなりませんでしたが、図脳RAPIDPROではパーツを修正するだけで済みます。パーツ修正はすべての書類に反映されますので、再出力すれば仕様変更処理はすぐに終わります。

これらにより、今年の1月から5月までと昨年の同時期を比較し、売上額は約3割アップしました。もちろん、売上アップは私たちだけが寄与しているのではなく、営業や製造部門など、製品に関わる様々なスタッフの努力があります。とはいえ、図脳RAPIDPROの効果は非常に大きいと考えています。

図脳RAPIDPROは基本性能と実用性が高い

図脳RAPIDPROを導入して半年が経過した現在の評価を聞かせてください。

実際に使ってみると基本性能が高く、実用性も高いことが分かりました。特に実用性が高いと感じたのは以下の点です。

1.立体図を簡単に作成できる

「投影複写」機能を使って、平面図から立体図を作ることができます。3~4クリックの手順でできますからとても簡単です。平面図は工場の製造担当者には十分でも、お客様に分かりやすいとは言えません。目安でもいいので立体図があれば、お客様も理解しやすくなります。実際、立体図はお客様の評判が良いと聞いています。

「図脳RAPIDPROはCADソフトとしての基本性能も高く実用的」と評価する大町氏
「図脳RAPIDPROはCADソフトとしての基本性能も高く実用的」と評価する大町氏

2.「可変部品」が便利

外形図にパーツを貼り付けて寸法図を作成する作業だけでも通常は2時間程度かかりますが、数値を変えられる「可変部品」という属性のパーツを使えば、作業時間は数十分で済みます。数値は端から変わるようにすれば図面上の破綻も起こりません。

3.図面にExcelデータを貼り込める

図面には製品の仕様書を入れる必要があるのですが、図脳RAPIDPROはExcelで作成した仕様書をそのまま貼り付けることができます。貼り付けてしまえば、そのまま編集ができますから、元のExcelデータを検索する手間もありません。

フォトロンとは長い付き合いを希望

現在、図脳RAPIDPROの導入を検討している企業に向けて「先輩ユーザーとしてのアドバイス」などあればお聞かせください。

図脳RAPIDPROの導入によって成果を出せたのは、フォトロンと仕様について詰めていくなかで、開発期間とコストを考慮し、一度にすべてを盛り込まないようにしたことが大きかったと思います。

実は今回の図脳RAPIDPROのカスタマイズ仕様で対応できるのは、加須工場で生産するアルミ製クリーンブース全体の約6割を占める平均的レベルの製品までとしています。残りの4割の難易度の高い製品については今後のバージョンアップで対応していく予定です。この手法は目の前の課題解決を第一に考えたもので、多くの企業で有効な手段だと考えます。

フォトロン担当兵頭(一番左)と共に
フォトロン担当兵頭(一番左)と共に

最後にフォトロンへの期待をお聞かせください。

「図面展開」の自動化という一方向だけでなく、様々な方向へのバージョンアップを考えており、フォトロンとは長くお付き合いしたいと考えています。今後ともよろしくお願いします。

お話をお伺いしたお客様

社名
日本エアーテック株式会社
URL
http://www.airtech.co.jp/
住所
東京都台東区入谷一丁目14番9号
取材日
2016年7月

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