カメラコントロールソフトウェア

Photron FASTCAM Viewer4(PFV4)

PFV4

直観的で使いやすいハイスピードカメラ制御ソフト

Photron FASTCAM Viewer(PFV)は、フォトロン製ハイスピードカメラをパソコン上から制御するためのコントロールソフトウェアです。カメラの各種設定、録画、再生、保存といった制御ソフトとしての基本機能だけでなく、多彩な「画像処理機能」や「動画編集機能」を搭載。簡易計測もおこなうことができるため、撮影後も幅広くご利用いただけます。

弊社ハイスピードカメラ製品またはPFVソフトをご利用中の方はユーザー専用ポータル「フォトロンメンバーズ」より、最新バージョンのPFVソフトやマニュアルをダウンロードいただけます。

特長

ハイスピードカメラの「設定」「撮影」「再生/保存」が簡単におこなえます!

特長01 3STEPのカンタン「設定」

1.カメラとPCを接続後、PFVを起動
2.撮影条件を設定

3.LUTなどの機能を用いて画質を調整

特長02 録画ボタンを押すだけで「撮影」

発生する現象があらかじめわかっている高速現象を録画する場合にはトリガーを「スタートモード」にしたり、重要な現象がいつ始まりいつ終わるかが予測しにくい現象を録画する場合にはトリガーを「エンドモード」にするなど、撮影タイミングにあわせてさまざまな撮影設定が可能です。

トリガーモードとは

またデータロガーと接続することで被写体の動きと撮影タイミングを同期させることができます。 (※オプション)

特長03 すぐに「再生」確認 、様々な形式データに「保存」

撮影後、すぐにデータを再生して確認することができます。複数台カメラで撮影した際も同期した状態で再生ができます。
また、撮影データは非圧縮のままだと膨大な容量となるため、必要な範囲に絞って静止画や動画など、さまざまなフォーマットで保存することが可能です。

同期再生機能:フレーム同期または時間同期を選択し、複数動画を同時に再生

その他特長 カメラコントロール以外にも活用できます

撮影データに対して後から編集や簡易計測がおこなえます。

■表示/編集

斜め補正機能

画像の傾きを補正可能
被写体を正⾯から撮影できない際に有効

手動追跡

映像上の点をフレームごとにクリックして簡易トラッキング可能

追跡点の座標をグラフ表示、CSVファイル出力可能

■簡易計測

表⽰されている画像の距離や⾓度、面積などの計測可能

  • 2点間距離(速度)
  • 角度1(3点)
  • 角度2(2線間)
  • 半径
  • 直径
  • 同心円間距離
  • カウント

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機能

PFVはさまざまな機能を搭載しておりますが、ここではよくご利用いただいている便利な機能を一部紹介します。

■撮影時に便利な機能

レンズ制御機能

PCから絞りとフォーカスの遠隔操作可能

※FASTCAM Nova Sシリーズ接続時にEFマウントレンズを装着時のみ

ピント補助機能

カメラのピントが合っている箇所を色で表示

移動原点表示機能

動画内で動いている対象を固定して表示、さらに動画でも保存可能。回転体を固定して表示したり、カメラが揺れる設置環境の場合に手振れ補正として有効

画像重ね合わせ機能

表示している画像に他の画像を重ね合わせて表示。画角の再現や撮影角度の異なる動画の比較に有効

■再生/保存時に便利な機能

レイアウト保存機能

複数の撮影データを自由にレイアウトして保存可能。異なる実験条件の比較、異なるアングルの合成に有効

波形データと組み合わせてレイアウト保存も可能

一括データ変換機能

複数ファイルを特定ファイル形式に一括変換して保存可能

レポート出力機能

画像や速度などの撮影情報を、Word・PowerPoint・Excelに出力可能

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仕様

対応
ハイスピードカメラ
・FASTCAM Nova Sシリーズ
・FASTCAM Nova Rシリーズ
・FASTCAM MH6、MH6 LT
・FASTCAM Mini シリーズ

※ 販売終了製品は別途ご確認ください。
対応OSWindows 11 Pro、Windows 11 Enterprise、
Windows 11 Education
Windows 10 Pro、Windows 10 Enterprise、
Windows 10 Education
※64bit 版推奨
CPUIntel Core i5 以上 (Intel Core i7 以上を推奨)
※SSE2 必須
メモリ4GB 以上 (8GB 以上推奨)
ハードディスク
またはSSD
3GB 以上の空き GRAW形式で保存する場合はM.2 SSDを推奨
グラフィックIntel HD Graphics以上
(NVIDIAグラフィックカード VRAM 4GB以上を推奨)
 
※OpenGL3.0以上必須
※AMDグラフィックカードはサポートしていません。
※複数台接続時は推奨容量をご準備ください。
表示解像度Full HD (1920×1080)の24bitカラー以上を推奨
※WXGA (1280×768)でも使用できますが、一部表示されない項目があります。
その他・撮影画像データ保存時に大容量のハードディスクまたはリムーバブルメディア装置
・Gigabit Ethernet接続する場合、1000BASE-T対応NIC、「ジャンボフレーム」対応を推奨
・10 Gigabit Ethernet接続し、GRAW形式で保存する場合、10GBASE-T対応NICとNVMe接続のSSD「ジャンボフレーム」対応を推奨
・SDカードリーダー(SDカードに保存された画像を再生する場合)
・USB端子(USB接続でカメラを制御する場合、またはFAST Driveに保存された画像をUSB経由で再生する場合)
・CFastカードリーダー(CFastカードに保存された画像を再生する場合)

表示する画像によって、推奨環境以上の動作環境が必要になることがあります。
保存形式MP4、AVI 、MOV 、MROW、BMP、JPEG、TIFF、PNGなど
■販売/ライセンス形態永久ライセンス
(フォトロンメンバーズにご登録いただいた方に限り、
PCまたは他のデバイスへの複製を数に制限なく無償でインストール可能)
※「Windows10 Fall Creators Update」の適用について

PFVをご利用いただくには、PC側でネットワーク通信を遮断する「Windows ファイアウォール」機能の例外設定をする必要があります。2017年10月に公開された「Windows10 Fall Creators Update」をPCに適用した場合、【PFVの例外設定が外れてしまう】という症状が多数報告されており、ハイスピードカメラとPCが接続できなくなっております。上記症状が発生した場合、お手数ですが対処方法として、PFV4マニュアルの【PCへのGigabit Ethernet インターフェース接続】をご参照いただき、PC側にもう一度例外設定をおこなっていただきますようお願いいたします。


使用事例

銅端子(ヘアピン)のレーザ溶接

画像重ね合わせ機能を使用。事前に撮影した加工前のデータに、実際の加工時データを重ねることで元の突き合わせ位置を確認しながら溶接の状態を観察できるため、現象理解に役立ちます。

噴霧の可視化

ソーベルフィルタ機能を使用。粒子のエッジを強調します。飛沫やホコリの可視化に有効です。


ダウンロード

弊社ハイスピードカメラ製品またはPFVソフトをご利用中の方はユーザー専用ポータル「フォトロンメンバーズ」より、PCまたは他のデバイスへの複製を数に制限なく無償でインストール可能です。メンバーズ内では最新バージョンのPFVソフトだけでなく、ファーストステップガイドやマニュアル、SDKなどもダウンロードいただけます。


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