F-05 モノクロ・カラーモデルの特性と用途について

<モノクロモデルの特性>


高感度
カラーモデル比で感度が約2~3倍になります。
カラーモデルはカラーフィルターをイメージセンサーに装着していますがモノクロモデルにはありません。
露光で不利になる高フレームレート時に有利に撮影できます。
 
データサイズが小さい
色情報を持たないモノクロ画像はカラー画像の約1/3のデータサイズになるため、データ ダウンロード時間が短くなります。

撮影可能な波長領域が広い
ハイスピードカメラのイメージセンサーは、可視光域に比べて感度は、近赤外域までの感度を持ちます。また、カラーカメラは色崩れ防止用にIRカットフィルターを装着しており、近赤外域(約700nm~)の波長がカットされます。

一方、モノクロモデルはカラーフィルターを装着していないため、近赤外域の感度を使い溶接のメルトプールや溶断など赤熱部位(近赤外域)を直接撮影できます。赤外線レーザー照明などを使用せずシンプルな機材構成で撮影することができます。

<カラーモデルの特性>


色による判りやすさ
情報の豊富なカラー画像は、色判別したり、その美しさからより納得感を得られたりします。

色情報を使った画像解析
「赤」と「緑」の2つの波長と輝度情報から二色温度法を使い温度解析ができます。
二色温度法はモノクロカメラでも行うことができますが、分光器を使って異なる波長を2台のモノクロカメラで同時に取得する必要があり、設置調整の手間や費用が掛かります。
カラーカメラを使った解析では分光器を必要としませんのでシンプルな機材構成でデータを得ることができます。

二色温度法についてはこちらを参照ください。

ご購入後は「カラーからモノクロ」「モノクロからカラー」への切り替えは出来ませんのでご注意ください。
MH6、SpeederV2など、カメラヘッド分離型タイプは、プロセッサーユニットを変更することなくカメラヘッド(モノクロ/カラー)部分を替えることでモノクロ、カラーそれぞれの撮影や、両方のカメラヘッドを同時に使ってモノクロ・カラー混在の撮影もできます。

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