エアバッグ展開時の基布内ガス流れと温度解析の事例

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概要

エアバッグが展開する際、点火によって高温のガスが発生し、このガスが基布を急速に膨らませます。

エアバッグにおける赤外線カメラが捉える(熱画像)は、主に下記2種類のアプリケーション(用途)があります。

 

・基布の表面から放射されるエネルギー(基布表面温度計測)

・基布を透過するガス放射エネルギー(基布内ガス流れ計測)

 

基布の表面温度計測においては、乗員がエアバッグに接触した際の火傷のリスクを評価することに有用です。

基布を透過してくるガス放射エネルギーの可視化においては、エアバッグ内のガス流れを直接可視化することができ、シュミレーションとの比較データとして有益なデータ収集が可能となります。

 

◆使用機材:

カメラ:X6981 HS SLS-PH

 

◆画像提供:

日本プラスト株式会社 様