実習収録

実習の様子を分かりやすく記録・配信し、
アクティブラーニングや振り返り学習に活用

医療や看護の分野では、臨床場面を想定した実習やシミュレーション教育が行われています。ものづくりにおいても、作業手順や機器の操作などの訓練は欠かせません。

実習は自ら手を動かして訓練することもあれば、ベテランの手技を見て学ぶこともあります。しかし、実習中の自分を客観的に見ることはできません。1回の実践だけでは体感できないこと、気づけないことも多々あります。

他人の実習を見て学ぶ場合も、1度見ただけではポイントを見逃すことがあるうえ、多人数で見ようとすると死角ができてよく見えないこともしばしばです。

フォトロンの実習収録システムなら、手間をかけずに複数の視点から実習を撮影できます。マルチアングルで撮影した実習の様子は1つにレイアウト(合成)された動画として、サーバにアップされます。後で様々なアングルからの動画を繰り返し見直せるため、より多くの気づきが得られるようになり、実習効果が高まります。

記録撮影だけでなくライブ配信も可能です。実習室にいる演者を別教室の大画面モニターに映して、多人数で実習を確認しながら解説したり、意見を出し合って議論を深めるアクティブラーニングを実現することもできます。

そんなフォトロンの実習収録システムは、医療、看護、ものづくりだけでなく、スポーツや企業研修など、実演を伴う様々な場面で活用されています。

実習収録における課題

  • ただの実習やシミュレーションでは気付きのチャンスを逃しやすい
  • ハンディカメラやタブレットでの記録はアングルが限られて準備も面倒
  • ハンディカメラで撮影するとサーバアップ前の後編集が大変
  • サーバ上で分かりやすく整理しないと見直したい動画が見つけにくい

このような課題を、フォトロンの実習収録システムが解消します。

フォトロンの実習収録システム

特徴1 マルチアングルを合成収録

様々な収録システムや収録機を取り揃えて、用途に合わせたマルチアングルでの収録環境を構築します。死角を減らすことで、実習内容を正確にわかりやすく記録できます。また、それぞれの映像を同期して確認することで、行動の因果関係の把握につながりやすくなり、学習効果も高まります。

4つのデバイスから入力した映像を合成しながら収録するBee8Plusや、2入力ながら持ち運び可能なコンパクトなBeeTouchPlusなどの収録機を使えば、演者の様子・手元の様子・PCの映像など複数の動画を組み合わせて1ファイルで記録できます。

実習室が複数ある際には、SpiderRec(スパイダーレック)を使うことで、天井カメラやハンディカメラなどのモニタリング・操作をモニタールームで集中制御して、マルチアングルの動画を合成収録できます。

特徴2 実習内容を視聴し振り返り学習

ハンディカメラやタブレットで撮影した動画は、デバイスから動画ファイルを取り出したり、名前を付け直してからサーバにアップしたりと、整理や準備が大変です。複数のデバイスで録画するとそれぞれ紐づけて保存するなど工夫も必要で、たくさんの実習を処理しようとすると意外と手間がかかります。

動画配信プラットフォームCLEVASを利用すれば、BeeシリーズやSpiderRecで収録した動画が、メタ情報を付与されて自動アップロードされるため、実習後の管理者の負担が大きく軽減されます。

CLEVASにアップロードすると、ディブリーフィングや振り返りの際に、検索すればすぐに対象の動画を見つけられ、ハンディカメラの液晶ではなく大きなモニターで実習内容を確認できます。

何度でも見返すこともできるため、注視する視点を変えながら見ることで、1回見ただけでは見落としてしまうポイントへの気づきも生まれます。自分の動画だけでなく他の人の実演を見られるため、過去の先輩の動画を見て予習するような学習方法を促進することもできます。

特徴3 ライブ配信でアクティブラーニングを助成

合成した動画をリアルタイムに、別室の教室やセミナールームのモニターで表示することが可能です。実習を見ながら講師や視聴者同士で評価、ディスカッションすることもできるため、意見交換を重ねながら成長していくアクティブラーニングの環境も構築できます。

実習収録の事例

ある大学の看護学部では、看護教育におけるシミュレーション教育の強化を図るため、臨床場面をリアルに再現できるシミュレーションルームを設立し、手技レベルの高度化を目指していました。さらに実習だけでなく、デブリーフィングによって学習効果を拡大したり、教室以外でも学生がいつでも学べる環境を用意して能動的な学習参加を促したいという考えがあり、その目的に合わせてフォトロンが実習収録・配信システムを構築しました。

天井カメラによる実習者の俯瞰映像、ハンディカメラによる手技の映像、医療機器の波形モニター画面などを合成して収録すると同時に、教室のモニターにも動画を映し出して、ライブ配信を視聴している学生とディスカッションできるようになっています。

ライブ配信によって多人数でのシミュレーション教育が実現されたほか、収録した動画をCLEVASで配信することで、実習後の振り返り学習にも活用。実習中は集中しすぎていて気づかなかったことを客観的に理解したり、1度見ただけでは見落としていたポイントに気づいたりと学習効果もアップしています。

CLEVASの視聴ログを見る限りでは、何度も動画を見ている生徒も多く、学習への積極的な参加にも効果が出ているようです。

実習収録におすすめの製品

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