
現在6年目の佐藤さんは、インタビューを受けた当時は3年目でした。
当時と同じ質問をすることで、佐藤さんにどのような変化があったのかを伺いました。
アニメが好きだったことから映像全般に興味を持っており、また、プログラミングなどの技術的なことが得意だったので、その2つを活かせる分野を中心に就活をしていました。フォトロンの会社説明会で、多くのテレビ番組で利用されている映像業界専用プラットフォームの存在を知り、興味を持ちました。
映像業界で多くの導入実績を持つ製品に携わることで、面白い経験ができそうだなという期待と、面接の際にお話した先輩方の人柄に惹かれて入社を決めました。また、面接の際に『ワークライフバランスを重視しています。』とお話したのですが、面接官の方が安心感のある反応をしてくださったことも決め手になりました。
社会人になったら毎日出社するのかと少し憂鬱だったのですが(笑)、ちょうどコロナ禍だったこともあり、入社後2ヶ月間ずっとテレワークだったことに驚きました。必要に応じて柔軟にテレワーク/出社を選択できることや、想像していた以上に先輩方の指導がきめ細やかで手厚かったことは、良い意味でギャップがありました。
入社前は、便利な機能や新しい機能を搭載することが、ソフトウェア開発における重要な点だと思っていたのですが、私が開発を担当している映像業界専用プラットフォームでは、その性質上、“絶対に止まらないこと”や“冗長性”に重きを置いた開発がおこなわれており、その意識の違いに驚きました。
撮影データの転送や放送局への番組納品などに利用されている、セキュアな大容量高速転送が可能な映像業界専用プラットフォームの開発を担当しています。機能ごとに開発担当が分かれており、私は、このプラットフォームのファイルアップロード部分の追加機能の検討/実装や、バグ修正などをおこなっています。
また、オンラインでのテレビCM素材の登録・オンライン認証に特化したサービスのデバッグなどもしています。
撮影データの転送や放送局への納品などに利用されている、映像業界専用のプラットフォーム「HARBOR」の開発・運用を担当しています。これはセキュアかつ大容量高速転送が可能な、業界のインフラとも呼べるシステムです。 私の主な担当範囲は、システムが稼働するデータセンター周りです。
ネットワーク機器やサーバーの計画から手配、ラックへの搭載、さらにサーバー設定やプログラムの設置、日々のメンテナンスまで、インフラに関わる領域を幅広く手掛けています。
それぞれの得意分野を持つ個性溢れるメンバーがいて、お互いを尊重しあう自由な雰囲気が気に入っています。入社年度に関係なく、遠慮なく意見交換ができますし、たとえば、“こんなツールがあったらお客様の役に立つのではないか?やってみたい!”と手をあげれば自由にやらせてくれます。
また、機能ごとに開発担当が分かれていて、ひとつの機能を任せてもらえるため、自分の裁量で作業ができる点も、とても働きやすいです。
それぞれが得意分野を持つ、個性あふれるメンバーが集まっているところです。最近はサービスが好調でチーム規模も拡大していますが、一人ひとりが互いを尊重し、積極的に意見を交換しあえる風通しの良さは変わりません。
また、特に開発チームは個人の裁量が大きく、やりたいことに挑戦させてもらえる環境です。「この新しいツールを使ってみたい」「この勉強会に参加したい」といった提案へのハードルが低く、エンジニアとしての探究心を受け入れてくれる点は、このチームのとても好きなところです。

自分が作ったものがきちんと動き、お客様が使ってくださっていることに、やりがいと喜びを感じます。自分が作ったものが誰かの役に立っていたり、作ったものを評価していただけることがモチベーションアップに繋がっています。また、開発作業では、エラーをひとつひとつ解決して進めていく過程が、パズルを解いているようで楽しく、達成感があります。
開発作業のやりがいと表裏一体ですが、“よし!これでちゃんと動くぞ!”と思っていたのに、予想外のところでエラーが起きてしまった場合の原因特定に難しさを感じます。二度と同じことを繰り返さないために対策を考えなければならないのですが、これも非常にハードルが高く、苦労しています。
また、チームメンバーなどから追加機能の要望があった場合に、お互いの認識にズレがないように、コミュニケーションをとりながら内容を詰めていくことも、難しく感じる時があります。
やりがいと難しさが表裏一体ではありますが、「システムに極めて高い信頼性が求められる」という点です。 現在携わっている「HARBOR」は映像業界のインフラの一つになりつつあり、安定稼働が当たり前とされています。技術的な工夫でシステムを安定させることはもちろんですが、それと同じくらい「高い品質を維持し続けるチーム作り」も重要です。
信頼は積み上げるのは大変ですが、失うのは一瞬であり、気づかないうちに失われてしまうこともあります。現在のサービスの状態を認識し、日々改善し続けることには、難しさと同時に大きなやりがいを感じています。
知識面と技術面が成長したと思います。
入社後にコツコツと勉強してきたおかげで、ネットワークに関する知識はかなりついたと思います。技術面については、後々のメンテナンスを考慮したコーディングができるようになったり、連携を視野にいれたシステム構築を考えることができるようになりました。
ソフトウェアやハードウェアにエラーが発生した場合、入社直後は、原因特定までに遠回りして時間がかかっていましたが、様々な経験を重ねることで、(自分ができる)最短距離で問題の切り分けができるようになってきたと思います。
また、コミュニケーション面では、相手が社内であろうと社外であろうと、できるだけ早くレスポンスする意識を持つようになったことも、成長したところかなと思います。
ネットワークやデータベース、OSなど技術的な知見が深まったという成長もありますが、それ以上に「技術への向き合い方」が変わりました。 以前は「構築してリリースすること」がゴールでしたが、技術は人の要望を実現するためにあるものです。 単に導入して終わりではなく、「導入後に本当に使い続けてもらえるか」「安定運用のためにはどうすべきか」といった、その先のことまで深く考えるようになりました。「実際に使う人」にどう届けるか、という姿勢や方法論を大切にするようになったのが一番の変化だと思います。
改めて感じるのは、フォトロンには「人柄の良い人」が多いということです。根底に相手を尊重する姿勢があるため、人間関係でストレスを感じたことはほとんどありません。私がこれまで過ごしてきたコミュニティの中でも、際立って良好な環境だと感じています。
また、有給休暇の取得もしやすく、個人の裁量で柔軟に働ける企業風土も魅力です。仕事とプライベートのバランスを保ちながら、自分らしく働ける会社だと思います。
ネットワーク、データベース、ソフトウェア設計に関する知識をさらに深掘りし、チームの戦力として人の役に立てるレベルになりたいと思っています。どの分野も知れば知るほど深いので、インプットする時に穴がないように工夫して勉強しています。特にネットワークに関しては、一人前のプロレベルを目指して資格取得の勉強も始めています。
技術的な目標は一定の達成ができましたが、先を知れば知るほど、まだ長い道のりが続いていると感じます。 特に今は、技術を深くマスターする「探究心」に加え、それをユーザーが安全に使える形へ加工して届ける「翻訳力」のようなものを身につけたいです。 本当に使いやすいシステムを作るには、ITの知識だけでは足りません。使う人や組織への深い理解も必要になってくるため、技術だけにとどまらない総合的な力も同時に養っていくことが、現在の新たな目標です。

映画を観ることです。学生時代にいた京都は、東京ほど映画館が多くなかったので、東京に引っ越してから行きやすくなりました。学生時代の研究テーマに取り組んだり、新しい本を読んだりもしています。考えることが好きで、色々なジャンルに興味がある雑食タイプ(笑)なので、休日にボーッと過ごすということはあまりないかもしれません。以前は小説を書いたりもしていたので、また時間を作ってやってみたいなと思っています。
最近は生成AI(LLM)が登場し始め、何ができるのかを試すことにハマっています。 今までは専門書を読み込んだり外国語を翻訳したりしないと得られなかった情報が、AIへの数行の指示だけで瞬時に手に入るようになりました。
かつて分厚い専門書で挫折してしまった分野の話も、AIなら噛み砕いて教えてくれます。おかげで、金融や国際情勢、生物学など今まであまり触れてこなかった分野への知的好奇心が刺激されています。
最初から完璧である必要はありませんが、最終的には「自分からやりたいことを見つけ、楽しみながら得意分野でチームに貢献する」という働き方をしてほしいと願っています。 そのためには、確かな基礎力と、自分で創意工夫できる実力が必要です。実力は経験の中で身につくものなので、まずは様々なことにアンテナを張り、興味を持ってチャレンジする姿勢を期待したいです。
いわゆる“ネームバリューのある会社”に入社することも大事なことかもしれませんが、仕事に対して自分が何を望んでいるのか、どうすれば働き続けることができるのかなど、自分を見つめ直すことがとても重要だと思います。就活は大変なことが多いと思いますが、長い人生のなかで“自分と向き合う”ことができる貴重な機会でもあると思いますので、ぜひ楽しみながら取り組んで欲しいです。