
現在10年目の小川さんは、インタビューを受けた当時は6年目でした。
当時と同じ質問をすることで、小川さんにどのような変化があったのかを伺いました。
新卒入社で5年ほど半導体の生産設備/検査装置メーカーの生産技術開発部門で働いていました。学生時代に画像処理技術の研究をしていたのですが、前職では、生産技術寄り、且つ既存製品を組み合わせる設備開発が多く、画像処理の開発スキルをもっと伸ばしたい、ソフトウェアメインでバリバリ開発したいという思いから転職活動を始めました。転職活動のなかでフォトロンを知り、“画像にこだわる独創企業”というコンセプトが、自分のやりたいことにマッチしていると感じたのと、フォトロンのハイスピードカメラが面白そうだなと思い、入社を決めました。
入社前は、“フォトロン=ハイスピードカメラのメーカー”というイメージを持っていたのですが、放送局や教育業界などに向けた幅広い事業を展開していることを知って驚きました。また、それらの事業がすべて、画像に重きをおいていることにも “フォトロンの画像へのこだわり”を感じました。
現在はハイスピードカメラのソフトウェア開発がメインの業務ですが、希望すれば様々な事業の仕事にチャレンジできる土台が整っていることに、フォトロンの将来性と柔軟性の高さを感じました。
前職では、自分が関わっている製品のプロジェクトメンバーとしか接する機会がなかったのですが、フォトロンでは、色んな職種の人が同じフロアで働いているので、たとえば営業や技術の方とも気軽に交流できることがとても新鮮でした。また、コロナ禍では、テレワーク推進やそのための環境整備の動きの早さなど、大企業ではないからこそのフットワークの軽さに感動しました。
当社のハイスピードカメラを様々なお客様が使いやすいように制御するソフトウェアの開発を担当しています。入社してすぐイチからソフトを作る経験をしたり、GPUを使った画像処理ソフトの開発などもおこなってきました。リアルタイムで撮影しながら画像処理をおこなうカメラの制御用ソフトの開発にも携わったのですが、これはかなりチャレンジングで面白い仕事でした。
センシングビジネス部ロボットビジョンGのグループ長として、新規事業開発に向けたチームマネジメントと、プレイングマネージャーとしての実務開発の両方を担っています。具体的には、3Dビジョンを活用し、協働ロボットを用いたパレタイズ(荷積み)・デパレタイズ(荷下ろし)を自動化するソリューションの開発を行っています。
私個人の担当領域としては、システムの要となる3D測定アルゴリズムの構築から、ハードウェアを制御するためのファームウェア開発まで、上流から下流まで幅広く携わっています。物流現場の深刻な人手不足という社会課題に対し、最先端のテクノロジーで解決策を提示していくやりがいのある業務です。
「技術開発本部 ソフトウェア開発部」は、様々な事業部の多種多様な製品に関わる、ベテランから若手まで、千差万別の開発メンバーが在籍しています。一般的に開発というと、ある1つの技術を使用して製品を作っていることが多いのですが、フォトロンの技術開発本部には、色々なコア技術のスキル持った人達が沢山いて、それぞれの得意分野を持つ色んなタイプの人達から日々刺激を受けていますし、とても勉強になります。
私が所属するハイスピードカメラのソフトウェア開発チームは、入社5年目くらいまでのフレッシュなメンバーが多いのも特長です。ハードウェア開発チームのメンバーとの交流も活発で、ハードウェアの知識を吸収しながらソフトウェア開発をおこなえるので、製品としての統一感や品質向上に繋がっています。
会社の中でも新規ビジネスを立ち上げる最前線の部署であり、とにかく「スピード感」と「挑戦」に満ちているところが最大の特長であり、私自身も気に入っているところです。認識のためのAIやロボット制御、最新のハードウェアデバイスや新しい3D測定技術など、常に日進月歩の最先端技術に触れ続けることができます。
前例のない開発ばかりなので、チーム内でも「まずは試してみよう」というアジャイルな文化が根付いており、様々なスキルをもったメンバーと立場や経験にとらわれずフラットに技術的な議論ができる非常にワクワクする環境です。

エンジンの燃焼や電気の流れる様子など、肉眼では捉えられない事象を撮影できる当社のハイスピードカメラは、最先端の研究をおこなう大学の研究室や研究所などで使われています。これらの最先端の研究に役立つ製品の開発に携わっていること、間接的に業界の技術革新・発展に貢献していることがやりがいに繋がっています。撮影したものを解析してシミュレーションするツールの開発など、チャレンジングで面白いことに関わることができるのも、魅力のひとつだと思います。
難しいと感じるのは、特殊な機能を持つ個性的なハイスピードカメラを、いかにお客様にとって使いやすく開発するか、というところです。肉眼で見えるものは通常30~60fpsですが、当社のハイスピードカメラはその約20倍以上の処理をおこなわなければならないため、細かい部分まで工夫してプログラミングをおこなう必要があります。超高速で撮れる映像データをいかに高速で転送/処理するかを考えて開発する難しさもあります。
やりがい: 最先端の技術をただの研究で終わらせず、組み合わせてシステム化し、実社会の過酷な現場(物流や製造など)で使えるソリューションとして生み出せることです。自分たちが開発したアルゴリズムで、ロボットが思い通りに動作し、現場の自動化に直結できる点は非常に魅力的です。
難しいところ: 新規ビジネスゆえに「正解」がどこにもないことです。次々と登場する最新技術をキャッチアップし、それをスピーディに評価して最適解を手探りで形にしていくプロセスは非常にタフです。また、最先端の技術を「現場で安定して稼働する品質」に落とし込むことには、常に高いハードルを感じています。
通信技術、画像処理技術に関して成長したと感じています。
当社のハイスピードカメラは超高速での撮影が可能ですが、その分画像データが膨大になるという特徴があります。そのため、高速で転送する技術と常に隣り合わせです。通信技術については基礎的な知識しか持っていなかったので、入社後に猛勉強して、実際に製品に搭載できた時は嬉しかったですね。
以前は一人のエンジニアとして、「自分の技術力をどう高めるか」「目の前の難しい開発要件をどうクリアするか」というプレイヤーとしての視点に注力していました。しかし、グループ長となった今は、チーム全体を俯瞰する力が身についたと感じます。新規事業のスピード感に合わせて、メンバーそれぞれの強みを活かしながらベクトルを合わせ、チームとしての最大の成果を生み出すマネジメントの面白さと難しさを学んでいます。
「常に新しいことに挑戦し続けられる、変化を恐れない環境」だと伝えたいです。若手の頃から大きな裁量を持って開発に携われますが、中堅やリーダー層になっても最前線で開発に打ち込める環境だと思っています。私自身、今も最先端のハードウェアやAI技術を駆使した新規ビジネスの立ち上げという、面白い開発に打ち込めています。エンジニアとして常に知的好奇心を刺激されながら、社会にインパクトを与える仕事ができるのは、フォトロンならではの魅力だと思います。
色々な技術について勉強させてもらい、画像処理技術に関して大きく成長できたと感じているので、ハイスピードカメラだけでなく、異なる分野や業界の製品開発にもそのスキルを活かしていけたら、と考えています。また、周りの力を借りながら、新しい製品を創り出すプロジェクトをリーダーとして推進してみたいとも思っています。
当時の目標は少しずつ形になってきていると感じています。これまで地道に開発を進めてきた3Dビジョンの測定アルゴリズムや、協働ロボットの制御システムが、今ようやく「ソリューション」として一つの形を成しつつあります。だからこその新たな目標は、現在形になりつつあるこのシステムを、正式な「製品・ソリューション」として世に送り出し、実際にお客様の現場で使っていただくことです。現場のリアルな課題を解決し、お客様に「導入してよかった」と言っていただけるビジネスへと育て上げることが、今の最大の目標です。

今は子育てに夢中です(笑)フォトロンが積極的にテレワークを導入してくれたことで、子供と接する時間も取れているので、とても助かっています。
子供が生まれる前は映画鑑賞や海外旅行などが趣味でしたが、子供が生まれてからは、いない時にはなかった新しい楽しさや幸せを発見している毎日です。コロナが落ち着いたら、色々な所に家族で出掛けたいと思っています。
最近はもっぱら子育てに夢中です。休日は子どもと一緒に楽しめる大きな公園を探して、家族でピクニックに出かけるのが定番の過ごし方になっています。また、少し足を伸ばしてキャンプや旅行に行くこともあり、自然の中でのんびり過ごす時間が最高のリフレッシュになっています。仕事の日は色々なPC作業やロボットに触れている分、休日は自然と触れ合い、家族とたくさん遊んでエネルギーをチャージしています。
10年目になった立ち位置から、若手メンバーには失敗を恐れずに、新しい技術(AIや新しいセンサ、ロボット制御など)をどんどん試して吸収できる「心理的安全性の高い環境」を提供したいと考えています。AIやロボットなど技術の進化が早い分野だからこそ、若手の柔軟な発想が不可欠です。期待することとしては、言われた通りに作るだけでなく、「この最新技術を使えば、もっと認識精度が上がるのでは?」「こんな機能があればもっと面白いのでは?」といった、提案とスピーディな行動力です。共に新しい価値を創り上げていく仲間として期待していますし、自分自身も一緒に成長していきたいと思います。
コロナ禍で就職活動が大変になったかもしれませんが、反面、リモートで会社説明会や面接を受けられるのは大きなメリットだと思います。また、日本にいながら海外の企業で働くこともできる時代なので、チャンスは広がっていると思います。働くイメージを持てるか、自分にマッチするか、自分の目と耳で様々な企業の話を聞いて欲しいです。新卒での就活は人生に一度しかありません。ぜひ納得のいく就職活動をして欲しいと願っています。