Vizrtを活用したインド「wTVision」の革新的なスポーツ中継

  • Vizrt
インドのクリケットリーグIPLの中継画面。ムンバイ・インディアンズ対スーパーキングスの対戦カードを、Vizrtのリアルタイムグラフィックスでリッチに表示している様子。

視聴者数6億人を超えるインド市場で、制作時間を短縮しながら放送クオリティを劇的に向上させた、wTVisionの次世代ワークフロー

POINT
・動きの速いスポーツ中継でも、準備や制作にかかる時間を短縮でき、試合データグラフィックスをスムーズに組み合わせて放可能に
・映像表現がよりリッチで分かりやすくなり、放送のクオリティが向上。結果として、視聴者の見やすさ没入感の向上

Vizrt製品の詳細はこちらから確認ができます。

インド市場について

インドは、世界で最も人口が多く、6億5,500万人という巨大なファンベースを背景に、最も急成長している制作拠点の一つです。放送局やプロダクションにとってそのビジネスチャンスは非常に大きい反面、求められる制作水準は非常に高くなっています。

求められる制作水準の課題

インドのスポーツ向けグラフィックス、テクノロジー、サービス分野の主要プレイヤーであるライブ放送企業wTVisionにとって、ダイナミックなグラフィックスワークフローの可視化を以下に実現するかは日常的な課題でした。

また、インディアン・プレミアリーグ(IPL)、プロ・カバディ・リーグ、アジアカップなど数々のビッグイベントを担当する中で、より迅速な制作対応、より豊かなビジュアルストーリーテリング、そして国内外の視聴者規模に対応できるスケーラブルなプラットフォームの実現が明確な目標でした。

wTVisionの制作チームは、Vizrt製品に精通し運営能力は問題なかったものの、コンテンツの競争力を維持・強化するためには改革が必要と考え、シームレスなリアルタイムARグラフィックスライブデータとの高度な統合、そして制作側と視聴者双方の体験価値を高める次世代のワークフローの追求をはじめました。

Vizrt製品によるソリューション

wTVision Solutions Pvt. Ltdの創業者兼ディレクターであるDivyajot Ahluwaliaにとって、きわめて答えは明確でした。

過去20年にわたり、同社は自社のR&D及び開発チームの知見を最大限に生かし、Vizrt製品を活用することで改革を進めていきました。

「Viz Engine」と「Viz Arc」によるリアルタイム3Dグラフィックス&AR

Viz EngineとViz Arcを用いたIPLの選手紹介AR。スタジアムの背景に実写と違和感なく合成された3Dの選手像とスタッツ情報。

2025年のインディアン・プレミアリーグ(IPL)では、「Viz Engine」を中核に、「Viz Arc」および「Unreal Engine」を組み合わせた構成を採用し、没入感あふれるリアルタイム3DグラフィックスとライブAR表現を実現しました。

具体的には、選手のスタッツやブランドビジュアルといったスタジアム内のAR要素を、「Viz Arc」を通じて高精度なタイミング管理とトラッキングのもとでライブ制御。

その結果、制作負荷を増やすことなく、試合中継のクオリティを大きく引き上げる、ファンを強く惹きつけるAR体験の提供に成功しました。

Viz Engine・・・放送・ライブ制作向けに、リアルタイム3DグラフィックスとARを高品質にレンダリングエンジン

Viz Arc・・・リアルタイムAR・バーチャルグラフィックスを正確なタイミングで制御するライブ制作向けツール

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「Viz Libero」によるリアルタイムグラフィックス&分析

Viz Liberoによるクリケットの分析画面。リプレイ映像上に3Dカメラフライトと軌跡ラインを表示し、プレーの本質を視覚化している。

「Viz Libero」を活用し、独自の3Dカメラフライト、リアルタイムデータ、選手情報を融合。これにより、リプレイ映像をより明確に、かつ試合の本質に迫る深いインサイトとして視聴者に届けることを可能にしました。

それにより、プレーの理解度と没入感を高める、ワンランク上の視聴体験を実現します。

Viz Liberoアイコン

Viz Libero・・・スポーツ中継向けの3D解析・ビジュアル分析ツール

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「Viz Arena」 を活用した“邪魔をしない”グラフィックス

カバディの試合中継。Viz Arenaを使用し、競技マットの上にスポンサーロゴや試合データをバーチャル広告として自然に合成している画面。

カバディ中継では「Viz Arena」を使用し、視聴体験を妨げることなく、競技マット上に直接グラフィックスを合成しました。

これらのフィールド連動型オーバーレイは、実際の競技空間に自然に溶け込む形で表示されるため、視聴者に違和感を与えません。

こうした競技の邪魔にならないのオーバーレイは、主にバーチャル広告用途で活用されていますが、スポンサーのブランディング表示、試合データの可視化、さらにはチャンネルロゴなどのブランド要素をリアルタイムで柔軟に展開することも可能。

これにより、ファンのエンゲージメント向上だけでなく、スポンサーにとっての投資価値を高め、新たなマネタイズ機会の創出にもつながりました。

Viz Arenaアイコン

Viz Arena・・・スポーツ中継向けのリアルタイムAR/バーチャル広告・演出プラットフォーム

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トラッキンググラフィックスにおけるシームレスな Fill/Key 連携

AIベースのキーイング技術により、選手の背後に「MARKRAM 93%」というトラッキンググラフィックスをシームレスに配置した、奥行きのある放送画面。

選手の背後に拡張現実(AR)グラフィックスを配置する手法を検討していました。しかし、この表現は従来のクロマキー技術では実現が困難でした。

この課題を解決するため、wTVisionは選手のリアルタイム・キーマスクを生成可能な AIベースのキーイング技術を開発。被写体と背景を高精度に分離することで、前後関係を正確に制御できるようにしました。

トラッキングされたグラフィックスの正確な合成には、「Viz Engine」と 「Viz Virtual Studio」を使用。映像内で動く被写体に対して位置・動きを正確に追従させ、ARグラフィックスを違和感なく挿入しています。

その結果、動く被写体にロックされた高品質なトラッキンググラフィックスを実現しました。

Viz Engine・・・放送・ライブ制作向けに、リアルタイム3DグラフィックスとARを高品質にレンダリングエンジン

Viz Virtual Studio・・・バーチャルセット制作とライブ合成を実現するスタジオソリューション

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