Telestream Qualify、AIを活用した言語検出機能を導入
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高度なAIテクノロジーがメディア品質管理(QC)ワークフローを強化し、グローバルコンテンツのローカリゼーションに対する高まる需要に対応
Telestreamは本日、最高水準を要求するメディア企業向けに綿密に設計されたクラウドネイティブの品質管理(QC)ソリューション「Telestream Qualify」の最新バージョンにおける重要なイノベーションを発表しました。最新のQualifyアップデートでは、高度な人工知能(AI)と機械学習の力を活用し、メディアコンテンツ内の音声言語を極めて高い精度で識別する画期的な機能である自動言語検出が導入されています。
数十もの音声トラックを複数言語で管理する放送局やストリーミングプラットフォームにとって、この新しい言語検出機能は、業界が抱える最も困難な課題の一つを解決します。長年にわたり、言語識別は手作業による品質管理プロセスに依存してきましたが、これは労働集約的でエラーが発生しやすく、グローバル展開する組織にとって持続不可能なものでした。TelestreamのAI駆動型ソリューションは、このパラダイムシフトを起こし、正確で自動化された検出を実現することで、運用上の負担を軽減し、コンテンツのローカリゼーションワークフローを強化します。

Telestreamのテクニカルプロダクトマネージャー Ravi McArthurは次のように話します。「Qualifyは、アクセント、方言、さらにはノイズの多い音声環境にも専門的に対応することで、言語検出の精度を刷新します。従来のシステムとは異なり、Qualifyは字幕作成、翻訳、ローカリゼーションなどのワークフローとシームレスに統合され、メディア組織がグローバル規模で業務を効率化できるようにします。手作業やルールベースのソリューションでは不十分なギャップを埋めることで、効率的で高品質なコンテンツ配信の未来を切り拓きます。」
主な改良点
Telestream Qualifyは次の新機能を提供します
- 高度なAIによる自動言語検出:英語、スペイン語、中国語など、数十言語を自動識別。これにより、アクセント、方言、ノイズの多い音声環境など、複雑な状況でも正確な検出が可能に。この自動化により、手作業によるエラーが排除され、グローバル配信パイプラインが加速
- シームレスな統合:Qualifyは、VantageなどのプラットフォームやIconikなどのメディアアセット管理システムとシームレスに統合し、堅牢なエンドツーエンドのワークフローを構築。JSONレポート機能とカスタマイズ可能なスクリプト機能により、言語検出、メタデータのタグ付け、トランスコーディングなどのタスクを効率的に自動化
- 包括的なQC:Telestreamは、再生時間やビットレートのチェックといった一般的な検証から、高度なビデオおよびオーディオ分析に至るまで、広範なQCテストを実施し、高い基準を維持可能。AIを活用した不適切な表現の検出機能により、進化するコンテンツ規制やモデレーション基準への準拠を実現
- Dolby Atmosラウドネス準拠:オーディオミックスが特定のラウドネス基準を満たしていることを保証し、さまざまなプラットフォームやデバイス間で一貫した再生品質を実現
- 近日公開 – ずれとドリフトの検出:メディア再生時の音声、キャプション(字幕)、動画間の同期の問題を特定
- 近日公開 – Qualify 補正:Qualify によって検出された動画と音声の問題を修復・解決
HelloからHolaまで:自動言語検出が重要な理由
グローバルメディアプラットフォームは、膨大な多言語コンテンツライブラリの管理を担っており、多くの言語の音声トラックが含まれることも珍しくありません。手作業による作業はリソースを浪費するだけでなく、言語タグの誤設定といったエラーのリスクも伴い、運用上の大きな課題となる可能性があります。例えば、手作業による品質管理(QC)では、スペイン語を表す正しいISO 639規格の「ES」ではなく、「SP」などのコードが誤って使用されることがよくあります。こうしたエラーは、コンテンツのアクセシビリティや視聴者の満足度に影響を与える可能性があります。
「新たな技術的要求とますます厳格化する納期により、グローバルメディア企業の品質管理プロセスはより複雑で非効率になっています。Qualifyはワークフローを効率化し、価値実現までの時間を短縮しながらも、完璧な品質とコンプライアンスを確保します。最先端のPyTorchモデルを活用した当社の自動言語検出は、効率性や品質を損なうことなく、世界中の多言語オーディエンスのニーズに応えます。」とRavi McArthurは付け加えました。
Telestreamの言語検出機能は、言語の識別とタグ付けを自動化することでリスクを最小限に抑えます。これにより、以下のことが保証されます。
- 音声のニュアンス、方言、混合言語コンテンツなど、あらゆる要素を正確に捉えます。
- 大規模なメディアライブラリを迅速に分析し、運用期間を短縮します。
- 手作業への依存を排除することで、コスト効率を高めます。
- 複雑なワークフローを持つ大規模グローバルプラットフォームをサポートするスケーラビリティを備えています。
Qualifyの言語検出が運用効率を超えて、アクセシビリティ、データ セキュリティ、規制要件を満たす上で重要な役割を果たす方法の詳細については、こちらの最新ブログ(英文のみ)をご覧ください。
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