ブラックマジックデザイン、新製品Blackmagic Cloud Store Maxを発表

  • Blackmagic Design

超高性能フラッシュストレージ。最大48TBの容量、12カードRAID 0フラッシュメモリーコア、4つの10Gイーサネット、Blackmagic Cloudとの同期機能に対応。

NAB 2024、アメリカ合衆国ラスベガス – 2024年4月12日 (金) 

Blackmagic Cloud Store Maxは、NAB 2024のBlackmagic Designブース(#SL5005)にて展示される。

Blackmagic Cloud Store Maxeは、映画・テレビ業界向けに設計された高性能ネットワークストレージ。Blackmagic Cloudによるメディア同期を把握し、DaVinci Resolveプロキシファイルにも対応している。つまり、撮影を始めると数秒以内にカメラメディアが同期を開始するので、ポストプロダクションの作業をすぐに始められる。超高速のフラッシュメモリーコアを搭載しているので、多数のユーザーが同時に作業可能。これは、大容量のメディアファイルを、エディター、カラリスト、オーディオエンジニア、VFXアーティストたちの間で共有するのに最適だ。複数のHyperDeckレコーダーとDaVinci Resolve 19を接続することで、放送リプレイシステムを構築することも可能。さらに、ステータス確認用のモニタリング出力も搭載されている。

Blackmagic Cloud Storeは、映画・テレビ制作に適したストレージ・ソリューション。映画やテレビの制作では、複数のエディター、カラリスト、オーディオエンジニア、VFXアーティストが同じメディアを同時に使用する。同製品は、これらの業界で使用される大容量のメディアファイルに対応できるように作られている。巨大な12KのBlackmagic RAWデジタルフィルムのファイルも扱える。ユーザーは遅延ゼロでファイルにアクセスでき、ローカルコンピューターにファイルを保存する必要はない。DaVinci Resolveとも使用でき、DaVinci Resolve 19でライブリプレイを行うのに最適である。

Blackmagic Cloud Storeシリーズには、大容量のフラッシュメモリーコアが並列で搭載されており、多数のメディアファイルに対応できる。高性能かつ大容量でありながら、ポータブルなデザインなので、映画やテレビの制作に最適だ。M.2フラッシュメモリーカードにより、非常に高い信頼性、高速アクセス、ゼロシークタイムを実現できる。新しいMaxモデルは、12枚のM.2カードがRAID 0グループに並列で配置されているので、超高速での処理が可能。これにより、数十人のユーザーが使用している場合でも十分な速度が得られる。

Blackmagic Cloud Store Maxは、超高速10Gおよび100Gイーサネット接続を搭載しているため、非常に高速である。内蔵のメモリーコアは、複数のユーザーが接続している場合でも、10Gイーサネットポートの理論上の最大速度で転送できるように設計されている。

ユーザーは、Blackmagic CloudウェブサイトまたはDropboxやGoogleドライブにアップロードされたメディアのローカルキャッシュをインストールできる。これにより、数を問わず世界のあらゆる場所にファイルの分配が可能なので、作業が高速化する。Blackmagic Cloud Storeは、常に同期を保ちながら動作する。

Blackmagic Cloud Store Maxは、SDIモニタリング出力も搭載。テレビやモニターに接続するだけで、Cloud Storeの状況をライブで確認できる。ストレージマップでは、メモリーコアの状況をグラフィックでリアルタイムに確認でき、読み込みと書き込みが動的に表示される。イーサネット接続におけるデータ転送を確認できるグラフも表示される。

Blackmagic Cloud Storeは、高価なコンピューターのみが対応している高速10Gイーサネットを搭載。内部のフラッシュストレージとデータパイプラインは非常に高速で、各10Gイーサネットポートは最大能力で稼働する。

Blackmagic Cloud Store Maxには100Gイーサネットが搭載されているので、さらに接続を追加できる。Blackmagic Ethernet Switch 360Pを100Gイーサネットに接続すると、24個の10Gイーサネット接続を追加可能。つまり、それぞれをスイッチに接続した多数のHyperDeck Studio個別収録レコーダーで収録を行えるのだ。高速の100G接続により、ProResやDNxなどのプロ仕様のコーデックも使用可能。

Blackmagic Cloud Store Maxの大きな利点のひとつは、完全なコントロールが可能なプライベートなストレージを使用できることである。サブスクリプション契約の必要はない。月々の費用もかからず、使用内容やデータをトラッキングされることもない。

DaVinci Resolve 19には、エキサイティングなメディアプレーヤー、カット機能、リプレイ機能が新たに搭載された。Blackmagic Cloud Store Maxを追加し、HyperDeckレコーダー、DaVinciワークステーション、リモートカメラを組み合わせることで、Blackmagic Cloudウェブサイトを介してメディアを分配できる。その後、新しいマルチソース・ビューアを使用することで、タイムコードが一致するクリップを視覚的にマルチビューで確認可能。これは、リモートカメラからショットがリアルタイムで送られてくる場合に最適だ。DaVinci Resolve 19に対応できるように設計されているのはBlackmagic Cloud Storeだけである。

「私たちは最近、Blackmagic Cloud Store Mini 16TBをリリースしました。」Blackmagic DesignのCEO、グラント・ペティは語る。「しかし、Blackmagic URSA Cineのような大容量のUltra HDファイルを扱うには、より高性能でより大きなストレージ容量を持つソリューションが必要でした。皆様が、特にライブリプレイ用のソリューションとして、Cloud Store Maxをどのように使用してポストプロダクションのワークフローをスピードアップするのか非常に楽しみです!」

Blackmagic Cloud Store Maxの機能

  • フラッシュメモリーベースの高性能ネットワークストレージ
  • コンパクトなラックマウントデザイン、静音性に優れた冷却システム
  • 12の内蔵M.2フラッシュメモリーカードで最大48TBの容量に対応
  • RAID 0による優れたパフォーマンス
  • Blackmagic Cloud、Dropbox、Googleドライブと同期
  • ストレージ状況をリアルタイムで確認できるHDMIおよびSDIモニタリング出力
  • 高速の100Gおよび10Gイーサネットポートを搭載
  • USB-Cを使用したコンピューターとのイーサネット接続をサポート
  • サブスクリプションおよびライセンス契約の必要なし、ユーザーデータのトラッキングなし

ご購入と価格

Blackmagic Cloud Store Maxは、5月よりUS$6,495〜(税抜価格)で世界各地のBlackmagic Design販売店にて発売予定。

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