Rohde & Schwarz、5Gブロードキャストが収益につながることを実証

Mobile World Congressで完全なエコシステムを披露

Rohde & Schwarzは、Mobile World Congress 2024（2月26日～29日、stand 5A80、Fira Gran Via Barcelona）の来場者に、放送事業者とネットワーク事業者に価値ある新たな収益源を提供する、革命的な5G Broadcast規格の完全なエコシステムを紹介します。この発表会では、システム導入の準備が整っていることを強調し、追加収入への道筋を示します。

5G Broadcastは1対多の伝送規格で、3GPP仕様の一部です。メディアとデータ伝送の両方の機会が生まれます。スポーツや音楽イベントのポップアップ・チャンネルなど、多数のモバイル機器に同時にライブ・コンテンツを放送する理想的な方法です。メディア放送は、SIMカードがなくても適切なモバイル機器で受信できます。このフォーマットはデータ放送も提供するため、IoT機器や車載アプリケーションのアップデートに最適です。

Rohde & Schwarzは、この技術が広く受け入れられるよう、ETSI JTC Broadcastや5G-MAGと協力するなど、標準化において重要な役割を担ってきました。この活動のおかげで、ITUは5G Broadcastを次世代DTT標準として世界中で承認しました。その結果、UHF帯の全帯域をより機敏に利用できるようになり、業界にとってより持続可能で環境に配慮した未来への一歩となります。

広範な実環境でのデモンストレーションと概念実証を経て、完全なエンド・トゥー・エンド・ソリューションが完成し、新たなビジネスチャンスと収益源への道筋として、ネットワーク事業者やコンテンツ・プロバイダーから世界的に急速に関心を集めている。

「ネットワークのオペレータにとって、5G Broadcastを追加することは、ローデ・シュワルツのトランスミッタをアップグレードすることです。真のモバイル・テレビを実現するための実用的で経済的なルートが初めて登場し、ネットワークの混雑を助長することなく、セルラーの提案がさらに強化されます。さらに、テレビ放送と並行して、データ配信サービスにも大きなチャンスがあります。これらのデータサービスは、自動車やIoTへの配信が切実に必要とされている時期に提供されるものであり、5G Broadcastはこれらの新たな収入源を獲得する準備が整っているため、全体としてWin-Winとなります。」とRohde & Schwarzのブロードキャスト・アプリケーションR&Dディレクター、Thomas Jannerは語ります。

MWCの来場者は、ローデ・シュワルツのブースでのプレゼンテーションや、ミュンヘンの本社でのライブ・デモンストレーションへのリンクを見ることができます。これらは、他の主要プレーヤーや標準化団体との協力のおかげで、あらゆる要素が整っており、エコシステム全体がすぐに商業化できる状態になっていることを示すものです。

5G BroadcastおよびRohde & Schwarzの全製品の詳細については、rohde-schwarz.comをご覧ください。

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