Peacockの「Twisted Metal」、DaVinci Resolve Studioでグレーディング

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Peacockの「Twisted Metal」、DaVinci Resolve Studioでグレーディング

東京、日本 – 2023年11月16日 (木) – Blackmagic Designはこの日、配信サービスPeacockの「Twisted Metal」が、パナビジョングループの一部であるポストプロダクション会社Light Ironのシニアカラリストのチャールズ・ブナグ(Charles Bunnag)氏によりグレーディングされたことを発表した。同氏は、編集、グレーディング、VFX、オーディオポストプロダクション・ソフトウェアであるDaVinci Resolve Studioに加え、DaVinci Resolve Advanced Panelを最終的なカラーグレーディングに使用した。

同作は、デッドプールやゾンビランドを手掛けたレット・リース(Rhett Reese)氏とポール・ワーウィック(Paul Wernick)氏が考案、コブラ会を手掛けたマイケル・ジョナサン・スミス(Michael Jonathan Smith)氏が執筆したエネルギッシュなアクションコメディ。早口でまくし立てるジョン・ドウ(アンソニー・マッキー)が文明が滅んだ後の荒廃した世界を舞台に、より良い生活を送るチャンスを掴むために、謎の荷物を運ぶことになる様子を描いている。名作テレビゲームを基にした同作には、ステファニー・ベアトリス(Stephanie Beatriz)、サモア・ジョー、ウィル・アーネット、トーマス・ヘイデン・チャーチも出演している。

Peacockの「Twisted Metal」、DaVinci Resolve Studioでグレーディング

新しいプロジェクトに携わる際はできる限り背景を学ぶことに重点をおいているブナグ氏は、このテレビゲームに関して知っていたが、グレーディングの担当が決まり次第すぐにリサーチを始めたという。「子供の頃以来、テレビゲームをしていないので、このゲームの知的財産については詳しくなかったのですが、友人や同僚だけでなく、義理の姉もこのゲームのファンだったと知り驚かされました」と同氏は語る。「ゲームについてより深く学び、デイリーが届き始め、アンソニー・マッキーがとても面白い演技をするのを見て、グレーディングは直感に従おうと決めました。MJ(マイケル・ジョナサン・スミス)と最初に話した際、このシリーズは単に楽しむことを目的としていると分かったんです。」

「MJは、コントラストが強く、高い彩度の色がはっきりと分かれており、楽しい映像にできる要素に富んだルックを求めていました。それと同時に、登場人物に焦点を絞り、世界観を作り上げる手助けをしてくれました。」このルックを作成する上で、DaVinci Resolve StudioのOFXプラグインは欠かせない存在だったと同氏は語る。「ロケ先のニューオーリンズでは気象条件が絶えず変わり続けていたため、ショットがマッチしないことがあったのですが、グロー、アパーチャー回折、光線、レンズフレアはどれも、そういったケースで役立ちました。フレームリプレイサーとオプティカルフローは、フリッカー、霧、かすみだけでなく、雨も除去できました。また、テクスチャーポップは意地悪な登場人物をより不愉快にするために使用しました。」

Peacockの「Twisted Metal」、DaVinci Resolve Studioでグレーディング

同作のアクション部分の物語を構成するショットの量の多さもチャレンジだったが、変わり続ける条件の中で一部のシーケンスは撮影されたため、それに対応することも同氏には課題になったという。「エピソード110のオープニングは、エピソード109の終わりから始まるのですが、雲がかかっていたり、空が完全に曇に覆われていたり、照明がフラットライティングのこともあれば、強すぎたり、指向性ライティングだったり、ふわふわした雲が浮かんでいることもあれば、快晴のこともありました」と同氏。「このように天候と照明条件が入り混じったシーンは、クワイエット(ステファニー・ベアトリス)とエージェント・ストーン(トーマス・ヘイデン・チャーチ)の最終決戦で終わりを迎えます。このシーンは、それまでのアクションとは異なり、二人の俳優が一貫した直射日光の下で会話を繰り広げる中間またはクローズアップのショットが主に使用されています。」

同氏は、一貫した自然光を用いて、それまでの経緯を伝え、変わり続ける撮影条件の視覚面に対応できると考えたという。「エピソード109の最後のシーンの始まり部分を早めの朝であるかのようにグレーディングしようと考えました。その後、110の始めの混沌とした戦いを境として、クワイエットとエージェント・ストーンの最終決戦を遅めの朝または明るい昼時に見せることにしました」と同氏は語る。このゆっくりとした移行により、シーケンスがスムーズになり、最終決戦に集中できるルックとなった。

同氏は撮影監督のジェームズ・マクミラン(James McMillan)氏と同作のルックについて何度も話し合いを持っていたが、直感に基づいて最初のエピソードをグレーディングして良いと言われていた。しかし、同氏は他のスタッフにとっても納得のいくルックを作成する必要があると理解していた。「私ならではの感受性がありますが、他の人に対してルックやスタイルを押し付ける立場にはないと思っています。自分の経験に基づいて、アイデアを練ったり、提案したりしていますが、これは他のスタッフのビジョンを最も優れたものにするために行っています」と同氏は締めくくった。

「Twisted Metal」はPeacockで配信中。

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