ROHDE&SCHWARZ、IBC2023で高い信頼性と革新的な技術を実証

新たな放送ビジネスモデルと継続的な発展を可能にする、顧客価値の高いメディアソリューション

Stand 7.B21 IBC2023, アムステルダム、2023年9月15日～18日 – 放送配信のグローバル・リーダーであり、メディア・ソリューションの信頼できるパートナーであるROHDE&SCHWARZは、ネットワーク事業者やコンテンツ・プロバイダーが5G Broadcastテクノロジーを活用して新たなビジネスチャンスを得る方法を実演します。ROHDE&SCHWARZは、メディア制作およびプレイアウト業界を対象に、ますます複雑化する環境において、最先端のメディア・ソリューションがどのようにスピード、セキュリティ、スケーラビリティを提供するかを展示します。

ROHDE&SCHWARZのブロードキャスト・アンプ・システム担当副社長のManfred Reitmeierは、次のように述べています。
「5G Broadcastは、既存の地上波ネットワークやモバイル・ネットワークの配信を補完し、あらゆる種類のデータを大観衆に伝送するのに理想的であることが、過去数年にわたり実証されてきました。今は、ビジネスケースを開発し、ネットワーク計画を準備する、次の段階に入る時だ。」

ROHDE&SCHWARZは、最新の技術開発のデモンストレーションを行い、ネットワーク事業者やコンテンツ配信事業者がどのようにリーチを拡大し、新たな顧客グループをターゲットにできるかについての回答を提供します。技術およびバリューチェーンのパートナーは、R&Sの専門家チームと共にブースを訪れ、5G Broadcastの将来について洞察します。

ROHDE&SCHWARZは、放送配信のグローバル・リーダーとして、放送事業者の現在および将来のニーズに対応するため、継続的な製品開発に取り組んでいます。最新のソフトウェア・デファインド・トランスミッターであるR&S^®TH1を展示し、急速に台頭する5G放送を含む、幅広いフォーマットに俊敏に対応することを紹介します。性能、持続可能性、回復力、効率を念頭に設計されたR&S^®TH1は、エネルギー消費を低減し、より持続可能な未来を形作ります。

「メディア業界は、視聴者の行動とテクノロジーの変革という大きな課題に直面しています。このため、当社のポートフォリオは、最高度の運用回復力とセキュリティを提供する柔軟なソリューションに重点を置いています。」と、ROHDE&SCHWARZのメディア・ソリューション担当副社長のThorsten Sauerは強調しています。

ROHDE&SCHWARZは、メディア業界が直面するこれらの現実的なビジネスおよび技術的課題に対応する全製品ラインを展示します。ROHDE&SCHWARZの放送・メディア部門は、民間の大手テクノロジー・プロバイダーの一員であり、独自のネットワークおよびサイバー・セキュリティ部門を有しているため、自社製品の安定的かつ安全な運用がDNAに刻み込まれています。

「国内放送局の最も複雑なワークフローを強化するGallium StreamMaster Playoutソリューションから、HPC（ハイパフォーマンス・コンピューティング）技術とVSA（バーチャル・ストレージ・アクセス）を活用した受賞歴のあるR&S^®SpycerNode2メディア・ストレージ・ソリューションまで、最も要求の厳しい一流の放送局やスタジオは、当社のメディア・ソリューションの性能と信頼性を信頼しています。」Thorsten Sauerはこう締めくくりました。

安定性、信頼性、革新性の詳細については、IBC2023 のstand 7.B21でROHDE&SCHWARZをご覧ください。または、www.rohde-schwarz.comをご覧ください。

持続可能で接続された未来を形作る

5G Broadcast

ROHDE&SCHWARZは業界をリードし、世界各地で実際のデモンストレーションや実用的なソリューションを通じて、5G Broadcastの驚くべき可能性を実証してきました。IBC2023では、ネットワーク事業者やコンテンツ・プロバイダーが5G Broadcastを活用して新たなビジネスチャンスを得る方法を実演する予定です。この技術により、放送ネットワーク事業者やコンテンツ・プロバイダーは、マルチキャスト信号を介してモバイル・デバイスに対応することで、ターゲット視聴者を拡大できるようになります。データキャスティングのユースケースを追加することで、従来のビデオ伝送にとどまらないビジネスの可能性がさらに広がります。

「5G Broadcastは、放送送信ネットワークのオペレーターが利用できる、極めて強力な新技術である。ネットワーク事業者が、メディアと付加価値サービスの両方において、この新しい機会がもたらすエキサイティングな可能性を理解することが重要です。当社の新世代トランスミッターの消費電力とカーボンフットプリントの劇的な削減と組み合わせることで、未来は実に明るいものになります。」と、ROHDE&SCHWARZのブロードキャスト・アンプ担当副社長のManfred Reitmeierは語っています。

TH1 Transmitter

ROHDE&SCHWARZは、5G Broadcastデモンストレーションに続いて、運用効率を大幅に向上させたR&S^®TH1 Transmitterプラットフォームを発表する予定です。一般的なユーザーは、旧世代のトランスミッターに比べて消費電力とカーボンフットプリントが50％も削減され、持続可能性、効率性、信頼性、高可用性を実現できます。

トランスミッターのソフトウェア定義アーキテクチャは、モニタリングとメンテナンスの多くを自動化することを可能にし、可能な限り自立させ、必要な場合には中央エンジニアリング・ポイントに詳細な故障レポートを送信することが可能です。

メディア業界の最も困難な要求に対応する包括的なソリューションの提供

Gallium StreamMaster

ROHDE&SCHWARZのプレイアウト・ソリューションは、StreamMasterテクノロジーとGalliumテクノロジーを基盤としており、絶対的な安全性、一貫性、精度を誇っています。このアーキテクチャーは究極の柔軟性を誇り、ユーザーはどのような環境においても、必要とする機能を正確に確立できます。完全なアセット管理が組み込まれており、登録されたアセットが独自のワークフローに従うことができます。これにより顧客は、リニア・プレイアウト・ソリューションと並行して、OTTやVODのようなさまざまなプラットフォーム向けに新しいコンテンツを、運用上のオーバーヘッドなしに簡単に作成することができます。Galliumのオーケストレーションされたワークフローでは、StreamMasterがメディア処理エンジンとして、SDやHDのサイマルキャスト、UHDチャンネルのコンポジット、リアルタイムのトランスコーディングよりも高速な実行、グラフィック生成のエンジンとして使用されるなど、これらの命令を実行します。世界中の主要な一流放送局は、Gallium StreamMasterを今日の市場で必要とされる柔軟性と、これらの様々なジョブを処理するために使用される同じソフトウェア定義アプリケーションの心強い知識を提供するために信頼しています。

R&S^®PRISMON

使用される信号の種類がますます多様化し、施設が多忙になるにつれ、モニタリングはますます大きな課題となっています。ROHDE&SCHWARZはこのことを理解しており、モニタリングとマルチビューイングに独自のアプローチを提供しています。R&S^®PRISMONは、完全にスケーラブルで柔軟性の高いネットワーク・ソフトウェア・アプリケーションとしてゼロから設計されています。単一のプラットフォームですべての信号タイプ（SDI、ST2110、幅広い圧縮IPおよびOTTフレーバー）をサポートし、多数の柔軟なディスプレイレイアウトを可能にします。大量のUltra HDチャンネルを監視するような高度な処理も、各信号を一度だけ受信してネットワーク全体で共有するインテリジェンス処理によって簡素化され、ネットワークとシステム全体の負荷を大幅に軽減します。IBC2023では、ROHDE&SCHWARZはR&S^®PRISMONの新しい簡素化され調和されたライセンス・スキームを導入し、レガシーからIPベースのインフラストラクチャへの移行時に放送事業者をさらにサポートします。

R&S^®SpycerNode2

さまざまなレベルのコンテンツ制作の要求に応えるため、R&S^®SpycerNode2は、人気の高いストレージ・ソリューションの包括的な再設計を行いました。新バージョンは、実績のあるプラットフォームをベースに、NVMEキャッシングを提供することで、あらゆるクリエイティブ・アプリケーションのパフォーマンスを向上させます。数テラバイトからエクサバイトまで、高い回復力とスケーラビリティは、メディア資産を安全に保護しながら顧客の成長を支援する鍵となることでしょう。

統合されたSpycerPAMアセットおよびワークフロー管理ソフトウェアにより、大企業のユーザーでさえ、マルチテナント・アプリケーションで高いセキュリティを確保しながら、システムを簡単に操作して使用することができます。技術的には、ROHDE&SCHWARZ独自のアプリケーションにより、比類のないデータの完全性と自動リカバリ、自己修復を保証し、安全性、セキュリティ、信頼性を重視しています。

R&S^®CLIPSTER

プレミアム・コンテンツ・マスタリングのゴールド・スタンダードとして広く認知されているR&S^®CLIPSTERの最新ソフトウェア・バージョン6.9.4がリリースされました。多くのユーザー・エクスペリエンスの改善とともに、Dolby VisionとDolby Atmosのサポートが大幅に更新されました。お客様は、R&S^®CLIPSTER内でこれらのテクノロジーの最新開発を直接活用できるようになります。世界有数のスタジオは、R&S^®CLIPSTERを信頼しており、最も複雑な映像作品を一貫して確実にマスターすることができます。

R&S^®VENICE

R&S^®VENICEは、インジェストからプレイアウトまでのコンテンツストアを提供し、高度な相互運用性と信頼性を備えたシステムです。R&S^®VENICEは、あらゆる環境やワークフローに適合するように、APIファーストのアプローチで設計されています。ROHDE&SCHWARZ独自のVSA（Virtual Storage Access）技術により、R&S^®VENICEは実行中のメディア転送を中断するリスクを排除します。ティアワンのクリエイティブエージェンシーや放送局は、R&S^®VENICEを信頼して、制作における高い可用性を保証し、ブラックオンエアのシナリオが発生しないようにしています。

• 
•