オーストラリアの親子フィルムメーカーが、新作の長編映画でURSA Mini Pro 12KおよびDaVinci Resolve Studioを使用

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オーストラリアの親子フィルムメーカーが、新作の長編映画でURSA Mini Pro 12KおよびDaVinci Resolve Studioを使用

カリフォルニア州フレモント 2022年5月24日 – Blackmagic Designはこの日、近日公開の長編映画、「The Ninth Order(原題)」および「The Red Shoes: Next Step(原題)」が、Blackmagic URSA Mini Pro 12Kデジタルフィルムカメラで撮影されたことを発表した。これらの作品は、親子のフィルムメーカーである、ニック・エイハーン(Nick A’hern)氏とジェシー・エイハーン(Jesse A’hern)氏によって撮影された。また同作のポストプロダクションには、DaVinci Resolve Studio編集/カラーグレーディング/VFX/オーディオポスト・ソフトウェアおよびDaVinci Resolve Speed Editorキーボードが使用された。

「The Ninth Order」は、ニック氏の初監督/撮影監督作品である。同作は、「ウルフクリーク/猟奇殺人谷」のジョン・ジャラット(John Jarratt)が主演し、オーストラリアのブルーマウンテンズで全編が撮影された。この超常現象ドラマは、平凡なティーンエイジャーのジェイダが、疎遠だった父親の死をきっかけに、数百年の歴史を持つ「第九の騎士団」と呼ばれるグループの神秘的な世界に入り込む旅を描いている。超常現象カルトに友人を人質に取られたジェイダの唯一の希望は、父の死を理解する手助けをしてくれる青年フィンである。

「The Red Shoes: Next Step」は、ジェシー氏がBカメラのカメラマンを努めつつ、初めてニック氏と共に監督した作品であり、アメリカの著名なダンサー/女優であるジュリエット・ドハーティ(Juliet Doherty)が主演を努めている。この作品は、登場人物の成長の物語でもあり、悲劇的な事故を目の当たりにし、心の拠り所を失った若いダンサーの人生と、彼女が置き去りにしてきた人々や情熱の元に戻ろうともがく様子を描いている。オーストラリア・バレエ団の元トップ、ダニエル・ガウディエロ(Daniel Gaudiello)氏が振付を担当した同作は、コンテンポラリーバレエと、強力な登場人物設定、そして示唆に富んだサウンドスケープが組み合わされている。同作は全編シドニーで撮影されたが、昨年7月のロックダウン期間中であったため、困難な状況に直面した。

これまでに様々なカメラを使用してきた経験から、ニック氏とジェシー氏は今回の2本の新作で、URSA Mini Pro 12Kカメラを使用することを決めた。エイハーン親子が両作でURSA Mini Pro 12Kカメラを使用する決め手となったのは、同カメラの独特のルック、DaVinci Resolve Studioと組み合わせた際のワークフローの使い勝手の良さ、手頃な価格であった。

また、「The Ninth Order」では、ニック氏はBlackmagic Pocket Cinema Camera 6K Proデジタルフィルムカメラも使用したという。「Blackmagicカメラの色と深みは本当に素晴らしく、35mmフィルムに似たようなルックと雰囲気を得られます。より多くのインディーズの製作者たちがBlackmagicカメラを使用し始めていますが、優れたイメージが得られることだけでなく、低価格なために予算の自由度が高くなり、これまでは実現不可能だと思っていたことができるようになることもその理由です。」とニック氏。

エイハーンファミリーと、オーストラリアの映画産業との繋がりは深い。ニック氏は経験豊かなカメラマンであり、「Steam Across the Mountains(原題)」、「Wake in Film(原題)」など、数多くのオーストラリアのドキュメンタリーに携わってきた。一方息子のジェシー氏は、音楽業界で働きドラムを学んだ後、プロデューサー/監督として5年前に父親と同じ業界に参入した。

親子で別々のプロジェクトに取り組む一方、コラボレーションも行っている。「マッドマックス」のジョアンヌ・サミュエル(Joanne Samuel)氏による超常的なティーンエイジャー冒険映画、「The Legend of the Five」には、2人とも大きく関わっている。

「2人でもっと一緒に映画を作りたいですね。」2人の自然なパートナーシップについて、ニック氏は語る。「ジェシーは多くのすばらしい作品を手がけてきており、スタイルを確立しているので、一緒に仕事をする場合は、指導というよりはコラボという形になるでしょう。普段別々に仕事をして独自の経験を持ち寄ることで、いざ一緒に仕事をするときに衝突やアイデアの競争が少なくなります。」ニック氏は最後こう結んだ。

オーストラリアの親子フィルムメーカーが、新作の長編映画でURSA Mini Pro 12KおよびDaVinci Resolve Studioを使用
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