ショパン国際ピアノコンクール入賞者のコンサートをURSA Broadcastで撮影

  • Blackmagic Design
ショパン国際ピアノコンクール入賞者のコンサートをURSA Broadcastで撮影

イギリス、マンチェスター 2022年3月3日 – Blackmagic Designはこの日、世界的に有名なショパン国際ピアノコンクールの入賞者たちによるパフォーマンスが、7台のBlackmagic URSA Broadcastを使用して、4Kで撮影、放送、ライブ配信されたことを発表した。

ポーランドのフレデリック・ショパン研究所が5年ごとに開催しているこのコンクールは、ワルシャワフィルハーモニーホールで行われ、世界のトップピアニストたちがワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団とともに、ステージに立つ。ライブプロダクションの専門家であるtransmisjeliveは、同コンクールの予選だけでなく、入賞者たちのコンサートの映像も配信。これらの映像はショパン研究所のYouTubeチャンネルおよびモバイルアプリで配信され、世界中の何百万人の視聴者たちを魅了した。

ショパン国際ピアノコンクール入賞者のコンサートをURSA Broadcastで撮影

transmisjeliveの制作スケジュールには、毎日2回、4.5時間のマルチカムセッションが含まれていた。「最初から、クライアントの目標は、プロダクションの観点から革新的なものを作り出すことでした。」transmisjeliveのプロデューサー、アーサー・クーゼル(Artur Kuszel)氏は説明する。「すべてのショーを2160p50で制作することを決めました。5年前に行われたコンクールよりも放送の品質が向上したことを示すと同時に、オンラインで視聴している多くの人たちが、会場に来られた一握りのラッキーな人たちと同様に、素晴らしい体験ができるようにです。」

重要なパフォーマンスのディテールをすべてキャプチャーするため、制作チームはURS Broadcastカメラを、Blackmagic Camera Fiber ConvertersおよびBlackmagic Studio Fiber Convertersと組み合わせてセットアップし、オーケストラの真ん中など、会場内の特定の位置に設置した。

「フィルハーモニーコンサートホールの設計上、大きな課題となったのは、非常に重要なピアニストの右手のショットでした。」クーゼル氏は続ける。「カメラにx90のレンズを装着しました。これがシャープでクリアなイメージを得るための唯一の方法だったんです。これにより、知識豊富な視聴者たちが、曲を追うために必要なディテールを提供できました。」

ショパン国際ピアノコンクール入賞者のコンサートをURSA Broadcastで撮影

クーゼル氏によると、URSA BroadcastとFiber Converterのワークフローで最も重要なのは、カメラトラックを介して追加の信号を送信できる機能だという。「今回のケースは、従来にないショットのフィードバックとサードパーティとの統合により、各放送で一定レベルのオートメーションを可能にしました。」クーゼル氏は続ける。「その結果、カメラマンたちは必要なショットを常に把握することができ、同時にプログラムフィードも確認できました。」

プログラムは、ATEM Constellation 8KおよびATEM 1 M/E Broadcast Panelを使ってスイッチングされ、演奏者、選曲などを表示するローワーサードが追加された。

「制作チーム全体にとって、非常に大変なセッションだったのですが、このようなクラシック音楽界における重要なイベントのコンテンツを制作できることは、大きな喜びでした。ポーランドだけでなく世界中の人たちに放送品質で視聴してもらえることは、非常に光栄です。Blackmagicのカメラやプロダクション機材のおかげで、このイベントにかける私たちの情熱を、複数のプラットフォームを介して視聴者と共有することができました。」クーゼル氏は最後こう結んだ。

ショパン国際ピアノコンクール入賞者のコンサートをURSA Broadcastで撮影
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