アテネ・フランセ文化事業株式会社、フィルムのアーカイブおよび修復にCintel Scannerを使用

  • Blackmagic Design
アテネ・フランセ文化事業株式会社、フィルムのアーカイブおよび修復にCintel Scannerを使用

東京、日本 2021年6月30日 – Blackmagic Design はこの日、アテネ・フランセ文化事業株式会社がCintel Scannerを導入し35mmおよび16mmフィルムのデジタル化に使用していることを発表した。同社ではCintel ScannerおよびDaVinci Resolve Studioを使って、古いドキュメンタリーフィルムやアートフィルムを中心にスキャンおよびデジタルレストア(修復)を行なっている。

アテネ・フランセ文化事業株式会社は元々、100年以上の歴史を持つフランス語学校、アテネ・フランセの国際交流部門として1970年に設立された。映画による国際交流を目的にシネマテークとして世界各国の映画や映像作品の上映、映画人を招聘しての講演会やワークショップなどを行なってきた同事業部は、その後アテネ・フランセ文化事業株式会社として独立し、映画の字幕制作やDCP化作業などを始めとする映像制作業務や上映事業などを行なっている。

同社の主な業務のひとつとして、古いフィルム作品のデジタルレストアのコーディネートがあるが、フィルムのデジタル化に関してはスキャナーが高額だったこともあり、外部のラボに仕事を依頼していたという。

アテネ・フランセ文化事業株式会社、フィルムのアーカイブおよび修復にCintel Scannerを使用

同社赤松幸洋氏はこう語る。「スキャン作業を内製化できるといいとずっと考えていたので、実はCintel Scannerが発表された当初にも導入を検討していました。しかし当時のPCや周辺機器のスペックに関して運用面で不安があり、導入を躊躇っていました。その後、周辺機器のスペックが高くなる反面、コストは下がってきたのでスキャナーを導入することにしました。導入にあたってはコスト面とリアルタイムスキャンができるというスピード面から、Cintel Scannerを選定しました。」

インディペンデント系のアート作品を多く扱う同社では、古いロシア映画、70年代のアートフィルムやアンダーグラウンドフィルム、60〜70年代の国内ドキュメンタリー作品、90年代の国内インディペンデント映画などのデジタル化を進めている。「国内の例を挙げると、弊社でオリジナルネガからレストアした瀬々敬久監督の90年代の作品が今年3月に瀬々敬久特集で上映されました。また小川紳介監督のドキュメンタリー作品のレストアを現在進めています。」

「Cintel Scannerはコンパクトで設置に困らないこと、そして操作がシンプルである点がいいですね。またフィルムを安全に扱えるようにデザインされていると感じます。また、スキャン時にリアルタイムで映像と音声が確認できる点も便利です。また、弊社では古いフィルムを数百本収蔵しています。これらの状態確認などに以前はドイツ製のフィルム編集機を使用していましたが、年々保守が難しくなってきたため、Cintelをフィルムビューアーとしても使用しています。」

アテネ・フランセ文化事業株式会社、フィルムのアーカイブおよび修復にCintel Scannerを使用

また同社では、Cintel ScannerおよびDaVinci Resolve Studioの他にもATEM Television StudioやUltraStudio 4K、Teranex AV、DaVinci Resolve Mini Panel、Smart Scope Duo、Smart Scope Duo、Smart View HD、UltraStudio HD Mini、UltraStudio 3G、HyperDeck StudioなどのBlackmagic製品を使用している。「ATEMスイッチャーは当初上映イベント現場での映像切り替え用に導入しましたが、現在は主にライブ配信で使っています。DaVinci Resolve Mini Panelは持ち運びしやすいので、スキャン時に微調整するために使ったり、スキャン後にスタジオでじっくり色を調整したり、必要に応じて移動させて使っています」と語るのはポストプロダクション業務を担当する桑原広考氏。

桑原氏はこう続ける。「CintelとDaVinci Resolveが連携している点はメリットだと感じます。古いフィルムを扱うので、褪色の補正やパラ傷の修正、グレイン調整は必須で、それらを全てDaVinci Resolveで行なっています。Mini Panelがあることで、グレーディング時に操作画面を見ながらマウスではできない細かい調整ができることに重宝しています。」

最後に赤松氏はこう語った。「上映活動や映画祭などの業務に携わっていると、たくさんの貴重なフィルムがなかなか日の目を見ずに埋れてしまっていると感じます。名作と言われる作品はレストアが行われているようですが、我々が関わるようなインディペンデント系の作品は予算の制約もありデジタル化が進んでおりません。また、フィルムを上映できる映画館が減っており、フィルムしか残っていない作品は上映自体が難しい状況です。さらにデジタルマスターがあっても放送用やDVD用のテレシネ素材しかないものもあり、デジタルシネマのクオリティに達していないものも少なくありません。そういった作品をCintel Scannerを使ってより良い品質で観客に届けていきたいですね。」

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