Blackmagic Designを採用した競馬チャンネルで、視聴者がすべてのレースにアクセス可能に
- Blackmagic Design

イギリス、マンチェスター 2021年5月6日 – Blackmagic Designはこの日、ヨーロッパ初の競馬専用テレビチャンネル、Equidiaが、ライブイベントの制作および放送用に、Blackmagic Designのライブプロダクション・ワークフローを構築したことを発表した。
このプロジェクトの背景は、フランス国内の競馬場において、ビデオプロダクションおよびライブ配信を最新化するというニーズであった。これにはアナログSDからHDへのアップグレードも含まれる。
Equidiaは、モバイル式のコントロールルームのソリューションを設計、構築するためにAnjou-Imageに協力を求めた。このソリューションには、ATEM 2 M/E Production Studio 4Kスイッチャー、HyperDeck Studio Mini、そしてURSA Broadcastが使用されている。

「アナログからHDへの移行は、長期的で複雑なプロセスです。地方競馬の連盟であるAMCO(Anjou Maine Centre Ouest)と数年前からこのプロジェクトを進めていましたが、最初の段階が成功したことに関して喜ばしく思っています。」Anjou-ImageのCEO、ピエール=イヴ・マイエ(Pierre-Yves Maillet)氏は続ける。
「Blackmagic DesignのHDキャプチャーは、品質の面でも価格の面でも、最適なソリューションであるとすぐに分かりました。」
そしてAMCO連盟の理事であるフィリップ・フシェ(Philippe Foucher)氏は次のようにコメントしている。「私たちは技術スタッフとして、ビデオプロダクションを必要とする33の競馬場をサポートしていますが、今回のアップグレードにより、より多くを提供できるようになりました。これは、250日近い撮影日に相当します。Anjou-Imageが、Blackmagic Design製品をベースとしたモバイル式のコントロールルーム・ソリューションを設計してくれたことで、連盟の全ての競馬場に高品質のサービスを提供できるようになりました。」
モジュラーデザインによる、モバイル式のコントロールルーム・ソリューションで柔軟性が高まり、Equidiaは視聴者に直接販売するモデルを確立できた。視聴者は携帯のアプリを通じたライブ配信で、オンラインでレースにアクセスできる。

ソリューションの一環として、Blackmagic Micro Studio Camera 4Kがスタートラインに設置されたことで、レース関係者やプロダクションチームは、鍵となる瞬間をスローモーションで確認できる。ライブビデオの信号はすべてルーティングされ、HyperDeck Studio Mini放送用デッキで収録される。
「レース関係者にとって、繋駕速歩レースのペースコントロールや、競馬レースのゴール前の急な順位変更を分析するなどの目的で、レースをスローモーションで確認することは日常茶飯事です。」
「しかしコロナ禍の期間は安全対策が取られていたため、スタッフはトラック内に入ることができませんでした。モバイル式のコントロールルームから動きを確認できることは、非常に便利ですね。」とマイエ氏。
今回、初めてモバイル式のコントロールルームを導入したことで、フランス中の競馬を放送し、視聴者がすべてのレースにHDで無料でアクセスできるようにするという、国レベルのプロジェクトの道が開けました。」フシェ氏は最後こう結んだ。

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