Telestreamニュースレター2025年12月号 ~InterBEE出展レポート、Vantage AI機能アップデート情報などをお届けします!~
Telestreamの製品・サービス・サポートに関する最新情報をお届けする「Telestreamニュースレター」。
2025年12月号では、11月19〜21日に開催された「Inter BEE 2025」と、10月24日に実施した「Telestreamミーティング」のレポートをご紹介します。
両イベントでは、AI機能をはじめとした最新の製品アップデートについてお伝えしました。
ニュースレターでは今後も定期的に情報をお届けしますので、お楽しみに!

レポート | inter BEE Telestreamブースレポート

今年は連携出展という形をとり、フォトロンブースと通路を挟み隣接してTelestreamブースを出展しました。そしてフォトロン社員もTelestreamブースに立ち、製品の説明を実施しています。
ブースでは、AI活用による業務効率化ソリューションや、オンプレミス、クラウド、ハイブリッド問わず構築可能なワークフローをご提案。また、IP、SDI、PTPなど様々な測定に対応した波形モニターを展示、多くのお客様の注目を集めていました。
Inter BEE 2025 展示品情報
AI機能搭載による製品アップデート

アップデート情報
- 「Vantage AI」
- AI Speech:音声書き起こし・要約・不適切語検出などを自動化
- AI Caption:多言語字幕生成
- AI Vision:視覚コンテクスト解析、ロゴや画像・不適切な表現を自動検出
- AI Qualify:リップシンク・字幕重複・文言の正確性を自動検証
- AI Workflow:自然言語ベースのワークフロー設計
- 「Stanza」
- 高精度な自動書き起こしやキャプション生成、編集
自動化ソリューション
ファイルベースの収録からモニタリング、デリバリーをTelestream製品で実現するワークフローを展示。

ワークフローコア製品
- Vantage:映像制作の煩雑な作業を自動化するトランスコード/ワークフロー・ソリューション
- Light Speed Server Series:Vantageワークフローを高速化し、処理を加速する高性能GPUサーバー
- Light Speed Live Capture & Live Schedule Pro:SDI/ST2110対応のベースバンドビデオキャプチャー
- GLIM:クラウド・オンプレミス両対応のファイルベースQC
- ARGUS:IP・VOD配信のユーザー体験やサービス品質をダッシュボードで監視可能なソリューション
IP/SDI 波形モニタ 「PRISM」
IP/SDI放送システム ST2110/SDI/PTP 測定機能
JPEG-XS/4K/8K/SDR/HDR/WCG 映像制作信号測定

主な特長
- マルチフォーマットモニタ:HD/UHD・JPEG-XS・ST 2110・SDIを同時に表⽰可能
- SDI/IP、HD/4K、HDR/SDRの任意の組み合わせで最大4入力まで同時モニタリングが可能
- 3D LUT機能により、HDR/SDR同時制作におけるカメラシェーディングに対応
- WebRTC によるリモート接続でリアルタイム動画表⽰と⾳声モニタリング、 動画ファイル記録可能
- ユーザ定義の 3D LUT (Look Up Table) の読み込みおよび AUX SDI 出⼒に適⽤可能
放送用PTPグランドマスタ 「SPG9000」
放送システムに欠かせないBB(ブラックバースト)信号には、SMPTE 318M規格への準拠が求められます。
SPG9000は、この要求に応える同期信号/テスト信号発生器として、高い信頼性を備えた同期信号を提供し、複雑化する放送システム全体の安定した運用を実現します。

主な特長
- IP/PTP 4ポートに PTP Leader/Follower を設定可能
- クロスリファレンス機能で PTP の Time Error を測定可能
- セカンダリ・リファレンス機能で外部リファレンスを冗⻑化可能
- クロス・リファレンス機能:EXTリファレンス(GNSS/PTP)に同期した時刻を基準にPTP Followerで受信したPTPの時刻差(Time Error)を測定し、エラーの閾値を設定可能
- Dual Follower(PTP ポート)で2 系統(Amber/Blue)のPTPを受信、BMCAで選択されたPTPを基にDual Leader(IP ポート)で2系統のネットワークにPTPを⽣成可能
- パケット・キャプチャ機能 PTP/IPパケット(Rx/Tx)をキャプチャ(PCAPファイル)可能
「SPG 9000」最新バージョン V5.0 リリースされました
下記URLからダウンロード可能です
https://www.telestream.net/video/resources.htm#Software
主な追加機能
- メディア ポートでのPTP出力(PTP3、PTP4)を追加
- アンシラリデータの拡張。
全ての映像フレームに同じユーザ定義のパケット(static ANC)を入れる「Static ANC」モード(Active Format Description等で使用可)、 映像フレームごとに異なるパケットを入れる「Dynamic ANC」モード(608/708クローズドキャプション、OP- 47テレテキスト等で使用可)を追加 - クロスリファレンス機能を追加。2つの異なる時刻源(例:GNS
SとPTPフォロワー)を比較し、 しきい値の差異がある場合にアラームを発する機能 - LTC出力に29.97Hzで30fpsのノンドロップタイムコ
ードを追加
レポート | Telestreamミーティング2025 レポート
2025年10月24日(金)に、フォトロン本社にて、『Telestreamミーティング2025』を開催しました。
前半は、Telestream社員によるIBC2025で発表された最新情報や製品ロードマップを発表。
後半には、同会場で懇親会を実施し、参加されたお客様は、生ハム、フルーツ、アルコール飲料等を召し上がりながら、有意義な情報交換をお楽しみいただきました。
セミナー
イベントは米国本社からリモート参加したTelestream Ellen氏と、会場参加の同社 桑原氏による挨拶からスタート。
挨拶後、まず藤本氏から、「Vantage」最新アップデートについて、実際の操作を交えてのご紹介。AI機能をはじめ、コンテンツ管理を効率化するワークフロー、Adobe Premiere Proとの連携を強化する新プラグイン、さらに8K・HDR・360°映像など、次世代メディアへの取り組みやロードマップまで、一気に展望が広がる内容となりました。
休憩をはさみ、さらに2製品をご紹介。SDI/IP波形モニタ「PRISM」の新機能、3D LUT対応とHDR制作での活用方法をご説明後、マスターシンクジェネレータ「SPG9000」のCross-Referenceを活用したPTP設計のポイントを解説。来場いただいたお客様に放送システム設計の新たなヒントをお届けしました。

懇親会
セミナー終了後、懇親会を実施しました。
生ハムをカットする職人、コルタドールで世界6位の実績を持つ後光様より、生ハムカットをご披露いただきました。
懇親会にご参加された皆様は世界レベルの生ハムとともに、和気あいあいとした雰囲気で情報交換を楽しんでいただきました。

2年連続2回目となるTelestreamミーティングでしたが、来年も実施予定ですので是非ご期待いただければ幸いです。
また、年明けからは、ファイルベースハイエンドエンコーダー「Vantage」、タッチスクリーン設計のSDI/IP 波形モニタ「PRISM」、ハイブリッド・マスタ・シンクジェネレータ「SPG9000」などTelestream主力製品の勉強会を企画中です。詳細は後日あらためてご案内予定ですので、少々お待ちいただけますと幸いです。
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