EVSニュースレター10月号
~AIベース・カメラオートメーションシステム
「Overcam」ケーススタディ~
今号のEVSニュースレターでは、AIベースのカメラオートメーションシステム「Overcam」ケーススタディをご紹介します。また、10月に開催予定の2つのウェビナー『Avid+EVS&フォトロンセントラライズ収録・編集システム』、『EVS “IPライブ” プロダクション プロダクトの基礎から応用』の詳細情報や、1年ぶりに幕張メッセで開催される「InterBEE2021」の最新情報をお届けします。
ケーススタディ|スポーツ中継向けAIベース・カメラオートメーションシステム「Overcam」

今号のニュースレターでは、AIテクノロジーを活用したカメラ位置を自動で制御するシステムである「Overcam」のケーススタディをご紹介します。
ヒト・モノ・カネと呼ばれる、いわゆるリソースは無限にあるわけではありません。大規模なライブ制作であれば潤沢にリソースがあるかもしれませんが、中規模・小規模のライブ制作においては、リソースに様々な制約があるのではないでしょうか。
しかし、ライブ制作の大小に関わらず、視聴者と感動体験を共有したいという制作側の気持ちは同じはずです。
感動体験の要素の一つとして、カメラアングルの数をあげることができます。カメラアングルを増やすことで魅力的な絵作りをおこなえますし、視聴者に訴えかけることができるようになります。
しかし、カメラアングルの追加には、予算はもちろん、熟練のカメラマンも必要になります。
これらの課題を解決するソリューションとして、スポーツ中継向けAIベース・カメラオートメーションシステム「Overcam」が存在します。
「Overcam」は熟練のカメラマンや、多額の予算は不要なソリューションです。PTZカメラを追加するだけで、それ以上のリソースを必要とすることなく、簡単にカメラアングルを増やすことができます。
EVS社独自開発のAIエンジン「VIA-Mind」を使用することで、サッカーやバスケットボールのコート、ボールの位置を認識します。カメラが認識するのはそれだけではありません。AIエンジンに熟練のカメラマンカメラワークを機械学習させることにより、この試合展開ではどういうカメラワークがベストかを習得しています。

サッカーでは、コーナーキックなのかファウルシーンなのか、バスケットボールではフリースローなのかカウンターアタックなのか等を認識します。試合展開を認識することで、ただ単にボールを追いかけるのではなく、自然なカメラワークをリアルタイムで実現し、その結果、ディレクターは現場の臨場感を伝えるのに十分なカメラアングルを得ることができます。
バスケットボールの試合@オクラホマ大学
オクラホマ大学でのバスケットボールの試合中継で採用された「Overcam」の映像をご紹介します。この試合では、よりトラッキング機能を強化するために3rdパーティ製のトラッキングシステム「ShotTracker」と連携しています。
サッカーの試合
バスケットボールの試合と異なり、サッカーでは競技自体を機械学習しているため、別途トラッキングシステムの用意は必要ありません。
~機器を集約し効率化へ~
イベント|《10/5(火)》「Avid+EVS&フォトロン セントラライズ収録・編集システム」ウェビナー

本ウェビナーでは、フォトロンがビジネスパートナーとして長年にわたり共に歩んできたAvid社・EVS社の最新システムと、フォトロン開発ソリューションを組み合わせた「番組制作用セントラライズ収録/編集システム」を紹介します。
Avid社アセットマネージメントシステム「MediaCentral」による「Media Composer」「Adobe Premiere Pro」のプロジェクトコラボレーションの実機デモ、EVS社ビデオサーバ「XS-VIA/XS-NEO」とフォトロン開発の収録管理システム「STING」を組み合わせたセントラライズ収録システム、リモートオペレーション環境の構築を簡単に実現する「Photron Remote Access Gateway」をご紹介します。
開催日時 | 2021年10月5日(火)15:00~16:30 |
参加費 | 無料(要事前申込) |
イベント|《10/13(水)》「EVS “IPライブ” プロダクションプロダクトの基礎から応用」ウェビナー

IPを活用した番組制作に対する関心が益々高まっている一方、SDIとIPのリソースが混在したインフラの構築には、運用や管理面での課題が少なくありません。
本ウェビナーでは、このような課題を解決するEVS社 IPプロセッシングプラットフォーム「Neuron」、ブロードキャストコントローラー「Cerebrum」をご紹介します。
超低遅延圧縮技術JPEG XSに対応し、SDI-IPゲートウェイにとどまらない多彩な機能をリーズナブルに実現するIPプロセッシングプラットフォーム「Neuron」、幅広い製品の監視統合を可能にするブロードキャストコントローラー「Cerebrum」の基礎情報から実運用例まで、IPゲートウェイ、ブロードキャストコントローラーを初めてご覧になる方にもわかりやすく解説します。
開催日時 | 2021年10月13日(水)15:00~16:00 |
参加費 | 無料(要事前申込) |
イベント|《11/17(水)-19(金)》InterBEE2021
2020年はオンラインのみの開催だった「InterBEE」ですが、今年は幕張メッセでの開催を予定しており、フォトロンも出展いたします。今号のニュースレターでは、InterBEE2021の出展内容を開催に先駆けてお届けします。
フォトロンブースでは、「To the next Standard」をコンセプトにリモート環境と集約化による新しい業界標準をご提案します。昨今急速に関心が高まっているリモート編集やリモート制作、そして効率的なシステム運用をご提案するセントラライズ収録システムを展示し、フォトロン本社(東京都千代田区神田神保町)とInterBEE2021会場の幕張メッセをインターネット接続し、リモート編集を実機にてご体験いただきます。
また、複数企業が参加する同時開催の特別企画展『IP Pavilion』との共同展示も予定しており、IPをメインに構築した最先端の技術をご覧いただけます。『IP Pavilion』に設置されたEVSサーバ「XT-VIA」とフォトロンブースのEVS最新リモコン「LSM-VIA」をIP接続することでリモート制作のリアルを実感していただけます。
実際にリモート制作を体験できる非常に貴重な機会ですので、このような状況下ではありますが、InterBEE2021ご来場の際にはぜひフォトロンブースにお立ち寄りください。
開催日時 | 2021年11月17日(水)~19日(金) |
会場 | 幕張メッセ |
ブース番号 | Hall.6 6113 |
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