Avid x Boris FX による多彩な表現~従来の強力な編集機能へAI機能も追加され、クリエイティブの新たな可能性~

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目次

Inter BEE 2025にあわせて来日されたBoris FX コンテンツディレクターのBen Brownlee氏より、Avid Media Composerとあわせて使用できる 「Boris FX Sapphire」、「Boris FX Continuum」の新機能を使った多彩な表現をご紹介いただきました(フラッシュバックジャパン様のご協力)。

Avid Media Composer上で実際にエフェクトを適用したデモも披露され、映像制作の新たなヒントがたくさん詰まったセッションでした。

本記事にて紹介しますので、今後の制作にお役立てください!

Boris FX Sapphire 2026 新機能

エフェクト|FilmBurn Effect + Transition 

グロー、グレインなど、フィルム独特の描写を表現可能に

主な特長

  • エフェクトは、フラッシュ、ライティング、スクラッチやダスト/ノイズの3つの要素で構成
  • カットポイントを隠すトランジションとしても利用でき、モーションディレイを調整して、フラッシュの位置を制御できる柔軟性
  • キーフレームなしでアニメーションを加えたり、モーションに応じて動きを調整したりできる柔軟なパラメーターを搭載

トランジション①|MochaWhip Transition

AI機能で被写体を自動でカット・トラッキングし、次のクリップへ一気に “ウィップ” するスタイリッシュな新トランジション。

主な特長

  • オブジェクトを自動でカットアウトし、それを個別に動かしながらトランジションを適用可能。
  • AI機能により、被写体を1-2クリックで簡単に選択することが可能。
  • Media ComposerのGUI上で、トランジションのパラメータを調整可能。

トランジション②|Jump Cut Fixer ML

編集時のジャンプカットや間をAI機能により自動的に補正

主な特長

  • エフェクトを適用するだけで、編集時のジャンプカットによる不自然な間をAI機能により自動的に補正し、自然なトランジションを生成可能。

トランジション③|Depth Map ML

深度マップに応じたユニークなトランジション

主な特長

  • 深度マップの自動生成が可能。
  • このエフェクトには3つのAIモデルが搭載されており、選択するモデルでディテールと処理速度が変化する。

Boris FX Continuum 2026 新機能

レタッチ・コンポジット|Face ML

AIの精密な解析により、レタッチ・コンポジットの精度が向上

主な特長

  • AIの精密解析により、マスク、選択・トラッキングの自動化
  • 目、眉、唇、歯、肌などパーツごとに検出可能。
  • Beaty studioと連携することで、より詳細にこだわったレタッチが可能。

コンポジット|Primatte Studio

グリーンスクリーン合成がAI機能によりパワーアップ

主な特長

  • マスク生成だけでなく、カラーコレクションやスピル除去も自動で適用。
  • 背景レイヤーを選択し、色味をベースに前景に馴染ませるようにカラーコレクションが自動適用することで、前景と背景の色味を綺麗に馴染ませることが可能。

今後も、Avidユーザーの皆様の役に立つ情報を発信しますので、ぜひ次回をお楽しみに。

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