M2A MediaがSRT Allianceに加盟、放送クオリティの安全なビデオ配信への取り組みを正式化

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クラウドネイティブなライブビデオ配信のスペシャリストであるM2A MediaがSRT Allianceのメンバーとなり、グローバルなスポーツおよびメディア配信プラットフォームのバックボーンプロトコルとしてSRTをさらに強化。

英国ロンドン[2026年7月8日]

 世界をリードする放送局やスポーツ放映権者に信頼されているクラウドネイティブ・ライブビデオ配信プラットフォーム「M2A Media」は本日、SRT Allianceへの加盟を発表しました。

SRT Allianceは、IPネットワーク上で低遅延かつ放送クオリティのビデオストリーミングを実現するオープン規格として、Secure Reliable Transport(SRT)プロトコルの普及と発展を目指す、業界のリーダーや開発者による協調的なコミュニティです。

この度のアライアンス加盟は、M2Aがライブ配信の最前線で長年にわたり培ってきたSRT活用の深い実績を、公式なコミットメントとして形にするものです。SRTはM2Aのプラットフォームの骨格に深く組み込まれており、DAZN、BBC、ITV、フォトロン、FIFAといったクライアントに対し、毎月何千ものライブイベントや数百の地域にわたる、安全で信頼性の高いライブビデオ配信を支えています。

放送現場の実情から誕生したプロトコル:SRT

SRTは、不安定なパブリックインターネット回線上でも低遅延かつ高品質なビデオ転送を実現するために、Haivision社によって開発され、2017年にオープンソース化されました。同年、業界標準としての普及を推進する「SRT Alliance」が設立され、現在では放送局やクラウドプラットフォーム、ストリーミングプロバイダーなど700以上の組織に導入されています。これは、従来のプロトコルでは対応しきれなかった、実際の過酷なネットワーク環境を克服するために不可欠な技術となっています。

かつて、衛星回線を使用した素材伝送(コントリビューション)には、専用のインフラ構築、長期の準備期間、そして多大なコストが必要不可欠でした。しかし、SRTの登場により、ライブスポーツ中継などで要求される極めて高い信頼性、堅牢なセキュリティ、および低遅延を維持しながら、放送クオリティの映像をパブリックインターネット経由で配信することが可能になりました。

M2Aの顧客におけるSRT導入実績と活用例

M2Aは、放送グレードの極めて高い信頼性が求められる本番運用環境において、何年間にもわたりプラットフォーム全体の基幹配信プロトコルとしてSRTを導入・展開してきました。

SRTは、クラウドインフラと制作システムを仲介し、会場から視聴者までのライブ収録、配信、伝送を制御するクラウドネイティブ・オーケストレーションプラットフォーム「MediaToAnywhere™」のベースとなる転送技術です。このプラットフォームにおいて、SRTは「不安定なネットワーク経由でも安全で回復力の高い信号伝送を行う」という本来の役割を担っています。そして、素材伝送(コントリビューション・インジェスト)や映像確認(コンフィデンス・モニタリング)から、パッケージング、最終的な配信やOTT配信にいたるまで、一連のプロセスを統括する運用管理レイヤーへと信号を確実に送り届けています。

また、日本の大手システムインテグレーターである株式会社フォトロンと共同で、主要なスポーツ放映権者向けのライブビデオワークフローを構築した際にも、放送局向けのSRT配信がシームレスな映像伝送を実現する上で中心的な役割を果たしました。この配信プロセスは、HLSエンコーディングやトランスポートストリーム(TS)アーカイブと並行して、一つの統合されたクラウドネイティブワークフローの中でスムーズに機能しました。このワークフローの導入によって、従来は3時間かかっていた検品・処理の時間が、20分未満へと劇的に短縮されました。

なぜ加盟することが重要なのか

SRT Allianceへの加盟は、単に協力の姿勢を示すだけでなく、この技術とそれを取り巻くエコシステムの協調的な開発への積極的な参画を意味します。アライアンスのメンバーは、相互運用性のテストに参加し、ロードマップの策定に寄与するほか、これからの10年における放送クオリティのIP伝送のあり方を共に形成していく放送局、クラウドプラットフォーム、デバイスメーカーと緊密に連携できるメリットがあります。

M2A MediaのCEOであるキアラン・ドーラン(Ciarán Doran)氏は次のように述べています。

「大規模なSRTのオーケストレーションこそが当社の事業であり、SRTは当社のインフラを支える基盤要素です。

当社のクライアントは、何百もの地域にいる何百万人もの視聴者に向けてライブスポーツを配信しています。フレームドロップや遅延のスパイク、セキュリティの低下などは許されません。

SRTはパブリックインターネット上で放送クオリティの信頼性を提供しており、SRT Allianceへの加盟は、当社がこのプロトコルに日々寄せている信頼をそのまま体現したものです。」

また、Haivision社のチーフストラテジーオフィサー兼EVPであるピーター・マーグ(Peter Maag)氏は次のように述べています。

「SRTは、まさにM2Aが事業を展開しているような大規模かつ予測困難な環境向けに設計されています。一流のスポーツ配信においてSRTがこれほど広く活用されていることは、放送業界における標準プロトコルとしての役割を強力に証明するものです」

“Simple, Scalable, Secure”(シンプル、スケーラブル、セキュア)をスローガンに掲げるM2AのMediaToAnywhere™プラットフォームは、運用上の複雑さを増すことなく、世界で最も複雑なライブイベントの要求にクラウドネイティブインフラが応えるべきであるという前提のもとに構築されています。SRTはその約束の中心にあります。ライブ放送が現実の世界で直面する過酷なネットワーク環境をSRTが処理するため、M2Aのクライアントはネットワークの心配をする必要がなくなるのです。

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