マイクロラーニングとは?効果や具体例・導入すべきかどうかを解説

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社員への研修や教育について検討する中で、マイクロラーニングという言葉を見かけたことはないでしょうか。

マイクロラーニングとはその名の通り「小さく短いコンテンツを利用した学習方法」です。従来とは異なり、1動画で1コンテンツのみを扱うため、受講者と管理者双方にメリットがあります。

この記事では、マイクロラーニングがどのような学習方法でどんな効果があるのかを、具体例を交えて解説します。「自社には本当にマイクロラーニングが適しているか」も分かるので、ぜひ参考にしてください。

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マイクロラーニングとは?具体的にどのような学習方法なのか

マイクロラーニングとは、5~10分程度の短いコンテンツを利用した学習方法です。

特に、動画を使った社員向けのオンライン研修(eラーニング)で採用されることが多く、例えば以下のような内容を学習できます。

  • 業務中に使う専門用語の解説をする
  • 名刺の受け渡し方法など社会人のマナーを伝える
  • 新しく取り扱う製品の概要情報を共有する
  • 管理層向けにマネジメントの基礎知識を研修する
  • 業務上で使用するツールの機能を解説する

このような動画を参考にするとイメージが湧きやすいでしょう。

マイクロラーニングは1動画に1コンテンツとなるように作成します。

マイクロラーニングの効果やメリット!従来の教育と比べて何がいいのか?

従来のような長時間の動画学習に比べると、マイクロラーニングには以下のようなメリットがあります。

  1. 必要な時に必要な内容のみを、重点的に学んでもらえる
  2. 繰り返しの視聴が簡単で記憶に定着しやすい
  3. 隙間時間で効率的に学習できる
  4. 現代人の習慣にマッチしている
  5. コンテンツの作成・修正が容易に行える

メリット1:必要な時に必要な内容のみを重点的に学習できる

マイクロラーニングは1動画1コンテンツになっているので「必要な人に・必要な動画を・必要なタイミングで見てもらう」ことが可能です。

今までは決められたカリキュラムを全て学習させていた企業も多いでしょう。しかし、社員のレベルや担当業務によって必要なコンテンツは異なります。学んだことの大部分は実務で生かす機会がない、というケースも多いのではないでしょうか。

しかしマイクロラーニングであれば受講者が業務上必要になったことのみを、アウトプット前提で学習できます。柔軟な学習をさせやすく、研修の効率化にもつながるでしょう。

メリット2:繰り返しの視聴が簡単で記憶に定着しやすい

従来の長い動画だと「この前受けた研修の1部だけを見直したい」と思っても、簡単に復習できません。見たい内容が動画のどこにあったのかを思い出したり、調べたりする手間がかかるからです。

しかし、マイクロラーニングであればコンテンツごとに動画があらかじめ分けてあるので、いつでも手軽に復習できます。動画の名称とコンテンツが一致するため検索も簡単で、辞書的に活用できるでしょう。

学習内容を定着させるためにも、復習しやすい環境を整えることは重要です。つまり、マイクロラーニングによって短いコンテンツを手軽に復習できることで、定着率の改善も期待できるのです。

メリット3:隙間時間で効率的に学習できる

マイクロラーニングでは研修にかかる時間が短いので、業務の合間などに学習を進められます。「まとまった時間が確保できず後回しになってしまった」ということが起こりにくく、効率的に学習を進められるでしょう。

また、動画コンテンツの多くはスマートフォンで手軽に視聴できるため、学習への心理的ハードルを下げる効果も期待できます。

メリット4:現代人の習慣にマッチしている

短い動画コンテンツは、YouTubeやInstagramといったSNSでも近年活用される傾向にあります。

そのため受講者の中には、短い研修動画の方がなじみのある方も多いでしょう。特に若い世代が多い職場で効果を発揮する可能性があります。

メリット5:コンテンツの作成・修正が容易に行える

マイクロラーニングでは、コンテンツごとに動画を独立させています。そのため新しいコンテンツを追加したり、情報が古くなってしまったものを削除したりなど、細かい調整もできます。

追加・修正にかかるコストも抑えられるため、コンテンツの管理者にとってもメリットは大きいでしょう。

マイクロラーニングの注意点・デメリット

ここまではマイクロラーニングのメリットを確認してきましたが、逆にデメリットもあります。企業の状況によってはマイクロラーニングが向かないこともあるので、活用したい場面に合わせた判断が必要です。

  1. 複雑な内容をじっくり学ばせたい場合は不向き
  2. アウトプットやコミュニケーションを行う仕組みを作らなければいけない

注意点1:複雑な内容をじっくり学ばせたい場合は不向き

マイクロラーニングは、短時間で学びを完結させられる点が最大の特徴です。そのため、他のコンテンツとのつながりを意識しなければならない複雑な内容には向きません。マイクロラーニングを導入すると逆に分かりにくくなってしまう可能性があります。

例えば以下のような場合です。

  • 十分な説明をするのに、ある程度まとまった時間が必要な内容
  • 連続性のあるストーリーを把握していないと理解できない内容

もしマイクロラーニング実施中に上記のような内容が必要になった場合は、細切れのコンテンツを内容ごとにカテゴリ分けする・検索で見つけやすくするなどの工夫が必要です。

注意点2:アウトプットやコミュニケーションを行う仕組みを作らなければいけない

マイクロラーニングに限った考え方ではありませんが、知識をインプットするだけではスキルの定着は見込めません。
動画によるインプットとあわせて、アウトプットの機会を作ることも重要です。

例えば以下のような方法が考えられます。

  • 用語解説動画に、コンテンツの理解度を測る小テストやアンケートを設置する
  • ビジネスマナー動画を視聴済みの受講者に、実践の機会を与える研修を行う

状況によっては、オフラインでの集合研修などを組み合わせた方が効果的な場合もあります。マイクロラーニングだけで研修を完結させることはできないので、注意が必要です。

マイクロラーニングに向いている企業

ここまでの内容を踏まえると、マイクロラーニングに向いているのは以下のような企業と考えられます。

  • 個人のスキルや知識にばらつきがある
  • 状況に応じて学ぶべきことが変わる
  • 情報の更新が頻繁に必要
  • 現在の教育コンテンツの効果が低い

マイクロラーニングのメリットを一言でまとめると「必要な時に必要な内容のみを重点的に学習でき、復習も容易で定着率の改善が期待できる」となります。

そのため、人によって学ぶべき内容やタイミングが異なる企業であれば、マイクロラーニングが効果的と考えられます。

また、既に動画による研修を行っているにもかかわらず、その効果が低いと感じる場合もマイクロラーニングが有効かもしれません。「動画内で必要な情報が探しにくい」「復習しづらく定着率が悪い」などが原因であれば、コンテンツを短くすることで解決できる可能性があります。

このような場合は、例えば効果の出ていない(社員からの評価が低い)動画を、マイクロラーニングに変更して結果を分析してみてください。もしそれで効果が見られるなら、他のコンテンツも5~10分程度の短い動画にすることを検討してみましょう。

マイクロラーニングの導入方法

マイクロラーニングを導入する方法は、大きく分けて2つあります。

  1. 既にマイクロラーニングのコンテンツが収録されたサービスを利用する
  2. 自社でマイクロラーニング用のコンテンツを作成し、システムを用意して配信する

詳しく解説します。

導入方法1:既にマイクロラーニングのコンテンツが収録されたサービスを利用する

オンラインの研修動画サービスを利用する方法です。最近ではマイクロラーニングに対応した動画を取り扱っている研修サービスがあるので、ぜひ探してみてください。

例えば以下のようなサービスがあります。

サービス名内容の例カリキュラムの例
AirCourse新入社員の訪問のマナー1. 訪問の準備[動画数 1本 3分]
2. 訪問先でのマナー[動画数 1本 3分]
3. 時間に遅れるときの対応[動画数 1本 2分]
4. まとめ(新入社員の訪問のマナー)[動画数 1本 1分]
5. 確認テスト_訪問のマナー[問題数 3問]
マイラ正しいマナーを身につけよう
1. はじめに[2分28秒]
2. 1章-第1回 挨拶の基本[4分]
3. 1章-第2回 お辞儀の仕方[5分30秒]
4. 1章-第3回 身だしなみ[4分59秒]
5. 1章-第4回 所作[5分59秒]
6. 1章-第5回 言葉づかい[3分23秒] など

自社のオリジナリティを発揮する必要がない場合(コンテンツの内容が「一般的なビジネスマナー」など)に向いています。一から作成せずに済むため、比較的すぐに導入できるでしょう。

導入方法2:自社でマイクロラーニング用のコンテンツを作成し、システムを用意して配信する

自社オリジナルのノウハウ・情報をコンテンツにしたい場合は、自社で動画を作成・配信する必要があります。

動画の作り方としては、主に以下の2パターンがあります。

方法必要なもの適した動画
1.自社でオリジナルの動画を制作する最低限の動画撮影/編集機器・自社オリジナルの研修
・機密情報の共有や技術継承
2.映像制作会社に依頼して、研修動画を作ってもらう映像製作会社への依頼自社オリジナルかつドラマ仕立ての研修動画

今回はシンプルさを重視したマイクロラーニング用の動画なので「1.自社でオリジナルの動画を制作する」方法を選択することになるでしょう。

「動画の作り方が分からない」と不安に思う方もいるかもしれませんが、社内向けなのでそこまで難しくはありません。以下のような方法であれば、比較的容易に動画を作れるので、ぜひ参考にしてみてください。

  • オフラインの場で行われた研修の様子を撮影する
  • PC画面に研修資料などを映して画面上で解説を行い、その映像と音声を録画する
  • ZoomなどのWeb会議ツールで行ったミーティング・ウェビナー形式の集合研修を録画する

そして作成した動画を配信するには、主に次のような方法があります。

  • Googleドライブなどのクラウドストレージで共有する
  • YouTubeなどの無料プラットフォームを利用する
  • 動画配信システムを利用する

「動画によるマイクロラーニングを本格的に行いたい」と考えている比較的規模の大きい企業には、動画配信システムがおすすめです。セキュリティ的に優れており機密情報やノウハウを安心して配信できるほか、動画研修をより効率的に行い、現状の課題を解決できる機能が豊富に備わっているからです。

動画配信システムに関しては、こちらの記事で解説しています。
>>動画配信システムのおすすめ比較!選び方や法人向け17サービスの違い

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まとめ

マイクロラーニングは5~10分程度の短いコンテンツを利用し、効率的に学習を行える手法です。
必要な時に、必要な内容のみを重点的に学習でき、復習も容易で定着率の改善が期待できるでしょう。

そのため以下のような企業には、特におすすめの学習方法といえます。

  • 個人のスキルや知識にばらつきがある
  • 状況に応じて学ぶべきことが変わる
  • 情報の更新が頻繁に必要
  • 現在の教育コンテンツの効果が低い

また、自社独自の情報やノウハウなどをマイクロラーニングにして、比較的大規模な動画研修を行いたい企業は、ぜひ動画配信システムの利用を検討してみてください。

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