導入事例熊本大学病院様

熊本大学病院様
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お客様の声 / 収録・配信

2020.01.06

既設配信サーバにマッチした収録システムの導入でeラーニングコンテンツの作成から配信までをスムーズに運用

導入製品
収録システム
Cbox
導入前の課題
  • 日中・定時の受講が難しい受講者への学習環境提供
  • 遠隔地からの受講希望者への学習環境提供
導入後の効果
  • eラーニング化により、時間を選ばず、遠隔地であっても受講が可能となった
  • スライドと講演者の撮影を同時に行えるため、臨場感のあるコンテンツを提供できるようになった
  • 撮影後の編集時間が短縮された

2016年の熊本地震では過去に例のない震度7の激震が2度も発生し、人的および住家被害に加えて医療機関においても甚大な被害が発生しました。被災県として災害対応の経験を活かし、災害医学に関する教育や研究を推進するセンターとして災害医療教育研究センターが2018年10月1日に熊本大学病院に設立されました。災害医療に従事する人材の養成、行政や地域医療との連携および市民への啓発等をおこなうことによって、災害時における災害医療提供体制の構築を図ることを目的として設立された同センターでは、講義などを収録してeラーニングコンテンツを作成するシステムとして、2019年1月に「Cbox」を導入しました。システム導入の背景や今後の展望などを、熊本大学病院 災害医療教育研究センター 教授・センター長 笠岡俊志 先生に聞きました。

遠隔地の他大学との連携には eラーニングコンテンツ化が必須

熊本大学病院は、医師会、歯科医師会、行政機関等の協力を得て、超急性期から急性期の支援にくわえ、亜急性期から慢性期で問題となる慢性疾患等を対象とした長期的視野で活動可能な医療チームを構成する多職種の人材(医師、歯科医師、薬剤師、看護士、栄養士等の医療職や行政担当者等)の育成目指す2018年度文部科学省「課題解決型高度医療人材育成プログラム」に、九州大学歯学部と連携して応募し採択されました。このプログラムでは、医師・歯科医師を対象とした「医師・歯科医師特化コース」、看護師・薬剤師・管理栄養士・歯科衛生士・歯科技工士・病院事務職員・行政職員(保健師を含む)などを対象とした「医療系専門職コース」の2つのコースが設定されており、講義や実習、訓練のうち指定された必修科目を含む合計120時間以上の履修を2年間でおこないます(必要時間の履修ができなかった場合は延長可)。

『熊本市にある熊本大学病院と福岡市にある九州大学歯学部が連携してこのプログラムを進めていくには、講義のeラーニングコンテンツ化は必須だと考えていました。熊本大学では、医学部だけでなく全学で、病院の職員に対する講習用にeラーニングコンテンツを配信するサーバ(LMS「Moodle」)を設備していたため、コンテンツの配信についてはその設備を利用することができます。講義の収録方法やどのようなシステムを利用しているかなどは他大学から情報をいただいたりなどして調べました。』

2019年1月に「Cbox」を導入してからは、カンファレンスルームをスタジオとして利用して、講義用資料を講師が読み上げるところを収録してeラーニングコンテンツを作成しているという。講義用のPower Pointなどを表示するノートPC、講師のバストアップ撮影用のカメラ、ワイヤレスマイク、「Cbox」をセッティングして講師が資料を読み上げ、収録後に職員が不要部分をカットするなどの編集をおこないます。講師のチェックを受けたうえで学内サーバにアップロードし、受講者は、サーバにアップロードされたeラーニングコンテンツを学内や自宅等で視聴しています。

『今までにサーバにアップロードしたeラーニングコンテンツは、半年間で60時間分くらいでしょうか。仮に1時間の講義だとすると60回分を作成できたことになります。実際の講義を収録する場合は、現場に「Cbox」を持ち運んで収録をおこなっています。質疑応答なども含めて収録できるので、臨場感のあるコンテンツが作れる点が良いですね。』

熊本大学病院 災害医療教育研究センター 教授・センター長 医学博士 笠岡俊志 先生
熊本大学病院 災害医療教育研究センター 教授・センター長 医学博士 笠岡俊志 先生
Cboxを使った講義コンテンツ収録の様子 左下のワゴンに収録に必要な機材がセットされている
Cboxを使った講義コンテンツ収録の様子 左下のワゴンに収録に必要な機材がセットされている

Cboxと既設配信サーバの 組み合わせで、スムーズに eラーニングをスタート

「課題解決型高度医療人材育成プログラム」の2019年度の受講者は、北は青森から南は沖縄まで77名おり、熊本大学が保有する配信サーバ側で受講者のeラーニングコンテンツの閲覧状況をモニターできるようになっているという。

『熊本大学が既に持っている配信サーバ(LMS「Moodle」)を活用してスムーズにeラーニングをスタートできました。「Cbox」を使った講義のeラーニングコンテンツ化は順調に進んでいますが、受講者の視聴は2019年7月に始まったばかりなので、継続して閲覧状況をモニターし、講義コンテンツの改善などに反映していきたいと考えています。今後は、実習などのeラーニングコンテンツ化にも取り組んでいきたいと考えています。また、収録した講義コンテンツは熊本大学病院にとって非常に大きな財産であり、貴重なものです。これらのコンテンツをどのように管理・保管していくかも検討していきたいですね。』

熊本大学病院における 実際の講義の様子
熊本大学病院における 実際の講義の様子

USER PROFILE

理念

本院は、高度な医療安全管理によって、患者本位の医療を実践し、医学の発展及び医療人の育成に努め、地域の福祉と健康に貢献する。

  • 高度な医療安全管理体制による安全安心で質の高い医療サービスの提供
  • 患者の希望、期待、要求を尊重する医療の実践
  • 先進医療の開発・推進と優れた医療人の育成
  • 地域社会に貢献できる医療・防災の拠点形成

熊本大学病院

病院長
谷原 秀信
所在地
熊本県熊本市中央区本荘1丁目1番1号
施設
総合臨床研修センター、光学医療開発センター、臨床試験支援センター、高度医療開発センター、地域医療連携センター、総合周産期母子医療センター、がんセンター、ME機器センター、地域医療支援センター、移植医療センター、災害医療教育研究センター

この記事は2019年9月現在の情報です

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