関西テレビ、ポストプロダクションにBlackmagic Cloud ワークフローを活用

  • Blackmagic Design

東京、日本 – 2024年8月20日 (火)

Blackmagic Designはこの日、関西テレビ放送株式会社 (以下 関西テレビ) で、番組制作のポストプロダクションワークフローにDaVinci Resolve StudioおよびBlackmagic Cloudが使われていると発表した。

関西テレビは近畿広域圏を対象地域としてテレビ放送を行っており、ニュース、情報番組、バラエティ、ドラマ、スポーツ番組など、さまざまな番組を制作している。同社では番組制作のポストプロダクション・ワークフローにDaVinci Resolve StudioおよびBlackmagic Cloudサービスを取り入れて、情報番組のポストプロダクションを行った。

「今までも、他社製のソリューションでプロジェクト共有はできていたんですが、かなり費用がかかるんです。もっと安価にそういうことができないかなと、探していたらBlackmagic Cloudが月800円以下で利用できると知ってサインアップしました」と話すのは同社エディターの清水慎恭氏。

「Blackmagic Cloudは金額だけではなく、ワークフローの中にMAの工程も含んでいるという発想が新鮮でした。編集をしながら音の作業も同時にできるというのが今までのワークフローでは考えられなかったので、とても新しい発想だと思います。」

同社エディターの奥野真也氏はこう話す。「普段使っていたプロジェクト共有ソリューションと比較しても、まったく遜色なく使えました。また、Blackmagic Cloudであれば同じ社内の環境や、同じネットワークといった1つのシステムの下にないと共有ができないといった制約がないので、別の社屋にいたり在宅ワークしたりと、場所に捉われず共同作業ができる点はすごくメリットだと感じました。」

数多くの番組を制作する関西テレビでは、DaVinci Resolveを主に4Kや8Kプロジェクトのグレーディングやウェブコンテンツなどの編集に使用しているという。今回、情報番組の編集にDaVinci Resolveを使用したことについて、清水氏はこう語る。「編集とカラーコレクションが1つのソフトウェア上でできるので、編集しながら、別のスタッフにキーを抜いてもらう、といった作業がすごく便利ですね。いちいち仕上がりを別のソフトウェアで確認してから書き出してもらって受け取るという作業がないので、すごく効率的です。プレビュー用にiPadを使っていて、DaVinci Resolve for iPadで確認できたことも便利でした。」

「プレビュー周りのセッティングに大きな機材を用意しなくてもいいのは、すごくやりやすいです」と奥野氏は付け加える。「あと、別のシステムだと編集前にデジタイズ作業や中間ファイルの作成が必要だったりします。DaVinciは素材をネイティブで扱えて、問題なく編集できるので、取り込み時間がかからないのがいいなと思います。」

「DaVinci Resolveはノイズ除去の機能がめちゃくちゃ優秀なので、じつは他のシステムで編集する場合にも、暗部のノイズを消すときはDaVinciに持っていって作業してるんです。ロケ撮影で持ち込むカメラによっては暗部ノイズがかなり目立ってしまうこともあるのですが、DaVinci Resolveでノイズを消せるのでかなり楽ですね。」と清水氏。

最後に清水氏はこう語った。「DaVinci Resolveはバージョンが上がるごとに欲しかった機能がどんどん搭載されてきます。放送局なのでインターレース処理に関する機能が強化されたことはかなりよかったですね。また書き出しの速度もバージョンアップごとに速くなってる気がしますね。」

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