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トピックス&コラム
2005/12/14

「出世魚」と「図脳RAPID」 〜隠された名前の歴史に迫ります〜

「出世魚」と呼ばれる魚がいます

「出世魚」とはご存知のとおり、齢を重ねるごとに呼び名が変わっていく魚のことで、代表的なものでは「ブリ」や「スズキ」、「ボラ」などがあげられます。例えばボラは、小さい頃は「オボコ」、大きくなるに従って「スバシリ」「イナ」「ボラ」と名前を変えていき、最後に「トド」と呼ばれるようになります。この件は慣用句「トドのつまり」の語源として有名ですね。(※地方によって呼び方がすこし違います)

当社製品にも「出世魚」の仲間がいる?

実は、当社においても、この出世魚よろしく成長に従ってその姿と名前を変えてきている製品があります。それは、累計出荷本数100,000本以上、登録件数45,000件以上の実績を持つパーソナルCAD「図脳RAPID(ズノウラピッド)」です。発売以来21年間、その時代に合せてラインナップと名前を変えながら成長してきた、当社のロングセラーCADです。シリーズ名は「図脳」であり、決して「頭脳」や「図能」ではなく、ましてや「電脳」ではありません。往々にして間違われてしまうことの多いこの「図脳」という名前、一見すると見慣れないこの言葉が製品名につけられた裏には一体どのような意味があるのでしょうか?「図脳RAPID」の名前の変遷の歴史を辿りながら、その名前の由来に迫ります。

とどのつまりは図脳RAPID?

当社のCAD第一号は、まだPCで動くCADがほとんどなく、ましてや国産のPC専用CADなどは存在しなかった1984年に発売されました。時代はまだドラフター®など製図板全盛の時代、今に比べるとCADの機能もまだまだおもちゃみたいな物でしたが、当時としてはかなり画期的な試みだったようです。この製品が「ASTY-CAD(アスティーキャド)」で、図脳RAPIDの始祖に当たるのですが、このときは「図脳」の名は冠していませんでした。ASTYとは当時の専任開発者2名のイニシャルを採って付けたとか・・・。この当時はまだ、製品名に意味をもたせるという感覚はなかったようです。

その後、ASTY-CADの研究成果を元に生み出されたのが「図脳α(ズノウアルファ)」シリーズでした。今の当社製品のシリーズ名の元になったこの「図脳」の由来は、設計者の「頭脳」と、その頭脳による思考を具現化した「図面」、頭脳からの表現をダイレクトに図面に反映可能な、切っても切れないツールたる意味を込めて双方をつなぎ合わせたものでした。この「図脳α」シリーズは、設計者のパフォーマンスを100%発揮できる製図ツールとして、当社の得意としていた画像処理技術と融合し業界最高速の表示速度とスクロール速度をマークした「図脳α5」へと進化していきます。

高機能化への流れとは別に、設計者以外にも図面を扱う人々がたくさんいる中で数百万円もするCADは高価すぎて全員に行き渡らない、という実状を解決するために「低価格で汎用的な製図ツール」をコンセプトにした「図脳ワーCAD(ズノウワーキャド)」を発売したのもこの頃です。当時は一般的でなかったパソコン量販店でのCAD販売の先駆けともなったこの製品の、一風変った名前の由来は「ワープロCAD」の短縮形から来たものです。OSがMS-DOSだった頃はまだワープロの文章に、図をコピー&ペーストすることができなかったため、マニュアルや加工指示書などの技術文書の作成が面倒でした。そこで図面作成も、技術文書作成もこなせるCADツールの登場となったわけですが、これが「図脳RAPID」シリーズの走りともいえるでしょう。この頃から製品名は「名は体を現す」というが如く、コンセプトや機能にあわせた名前に変ってきました。

その後、OSがWindowsに変ると「図脳ワーCAD」は、OSの名になぞらえて「図脳WinCAD(ズノウウィンキャド)」へと名前を変更、WindowsNT対応版は「図脳WinCAD NT(ズノウウィンキャド エヌティー)」へと進化していきます。
この頃から低価格のCADソフトも一般化し、100,000円を切るCADが世の中でもかなり認知されるようになって来ました。WindowsだからWinCAD、という分かりやすいネーミングでしたが、やがてWindows95の発売とともにより高速な描画速度と、より快速な製図速度をコンセプトに「図脳RAPID(ズノウラピッド)」へと移り変わってきたのです。

このように「図脳RAPID」シリーズは、その誕生以来、たくさんのユーザー様に利用いただくにつれ様々に名前を変えながら成長してきました。果たして「図脳RAPID」で「トドのつまり」となるのでしょうか?
そんなことはありません!名前が変るかはさておき、今後も皆様のご意見・ご要望と、新しい技術を取り入れながら、「図脳RAPID」シリーズは更なるステップへと登って行きます。

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