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導入事例

[TL] Editor for HD XT[2]

PDFファイルを閲覧することができます。
株式会社WOWOW様 (PDFファイル 380KB)

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適用範囲●

スポーツ番組中継における回線 収録・編集・送出システムのHD化。

使用背景●

HD現地制作のコンテンツを中継するため、編集機材もHD化が求められていた。

生放送において、安定性・信頼性の高いサーバが必要だった。

使用効果●

リアルタイム性が必要な編集時間の短縮が可能となった。

ネットワーク経由でEDLの共有が可能なシステムが構築出来た。

GUIを用いたシステムの利用により、オペレータのみならず制作担当にも分かりやすい番組作りが可能となった。

スポーツの生中継を支えるハイライト編集・送出システムのニーズ

株式会社WOWOW
技術局制作技術部
藤木 紗耶香 氏

株式会社WOWOW
技術局制作技術部
八木岡 暁 氏

株式会社WOWOW(以下、WOWOW)では、スポーツ番組におけるハイライト編集・送出システムのHD化が求められていた。2008年6月のEURO2008を完全HD放送するという目標があったためである。またそれに拍車をかけるように、サッカースペインリーグのリーガ・エスパニョーラ 06-07シーズン中継から、現地制作の一部がHD化される事になった。これに対して、06-07シーズンについてはHD用機器をレンタルして仮の設備で放送を行ったが、今後の運用・メンテナンスを考慮して、新たな機器導入の検討を進める必要があった。
幾つかの候補の中から、WOWOWはフォトロンが提供するビデオサーバ『HD XT[2]サーバ』を選択した。「XT[2]サーバについては、以前から大きなイベントの中継で何度か使用経験がありました。その頃から他局の中継車への納入実績・記録容量・入出力数といった点で、魅力的なハードだと感じていました。また従来のディスクレコーダやPCをベースにしたノンリニア編集機からの送出に比べて、生放送で使う送出機として安定感があるという印象を持っていました。」と、WOWOW技術局制作技術部 八木岡暁氏はその時の状況を語った。
WOWOWは2007年7月、放送センターVTR室にXT[2]サーバを3台導入した。そのうち2台はフォトロン製ノンリニア編集システム『[TL]Editor』でコントロールし、残りの1台はEVSリモートでのオペレーションを行っている。[TL]Editorはリーガ・エスパニョーラやEURO2008、世界4大テニス大会などで使用している。普段は2台それぞれで別番組や別の試合を収録しながら、ハイライトやエンディングの編集・送出及び時差送出を行っているが、2台で同内容を収録し、それぞれを編集用と送出用という形に役割分担して運用することもあり、用途を使い分けている。
また、リニア編集用サーバ機として導入した3台目についてはEVSリモートを2台接続し、セカンドコントロールでリニア編集室のコントローラーから制御している。国内外からの回線受けやスタジオ収録の完パケ編集に使用するなど幅広い運用を取っており、使用頻度も高い。
XT[2]サーバの入出力にVTR室システムのルーターを介する事で、必要に応じてXT[2]サーバの入出力数設定を変更し、映像・音声信号と紐づいたリモートを柔軟にサブやリニア編集室へ分配する事が可能となった。サブでは他のVTRと共用のリモートコントロールパネルを使用している。



株式会社WOWOW
http://www.wowow.co.jp/
本社:東京都港区赤坂5-2-20 赤坂パークビル21F
(2008年12月8日より上記所在地に変更)
放送センター(写真):東京都江東区辰巳2-1-58
代表取締役社長:和崎信哉
設立:1984年12月25日
業務内容:
放送衛星による一般放送事業有料放送を含む)。1984年に日本衛星放送株式会社として スタートし、1991年4月1日より民間で初の衛星放送を開始。国内外の映画、海外ドラマ、スポーツを中心とした放送を行い、約250万人の視聴者を獲得している。

3台のEVS HD XT[2]を導入。うち2台は[TL]Editorを使用してスポーツ中継編集用、残りの1台はLSMリモートで回線やスタジオからの映像を編集している。

VTR室。同局編集システムの中心を担っている。

WOWOW システム概要


EDLを送出用機に転送状況に応じた運用でオペレータを支える

「XT[2]サーバと[TL]Editorは、EURO2008の放送時に活躍をしてくれました。EURO2008は途中からトーナメント戦となるので、試合状況によってはPK戦が行われます。PK戦が続けばそれだけその後のハイライト送出までの時間は短くなりますが、編集作業は増えるという状況になります。4年前のEURO2004ではこの点で苦労をしました。現在のシステムは、編集用機の[TL]Editorで作った編集結果を、同じ映像を記録している送出用の[TL]Editorに転送する事が出来ます。そのため、転送先のXT[2]サーバからPK戦以前の編集結果を送出している間、更に編集用機でPK戦のハイライト編集を行う事が可能となりました。以前のシステムでは編集を行った機器でしかその送出が行えなかったので、機器の数だけ編集チームを用意する必要がありました。現在は送出用機に編集結果を転送して、送出時に少しのケアをすれば良いので、1チームでの運用が可能です。そのため、できるだけ少ない人数で運用をしたいという希望が実現出来ました。またリーガ・エスパニョーラのように放送予定の2試合が同時刻にキックオフがされる場合は、それぞれのXTサーバを各試合のハイライト作成用に割り当てる事も出来ます。つまり、状況に応じて臨機応変に使い分ける事が可能になるというわけです。」

On Air直前まで編集が必要な現場で発揮される力

これまでの運用を振り返り、XT[2]サーバと[TL]Editorの使用感について技術局制作技術部 藤木紗耶香氏は説明する。「オペレーションについてはオペレータが慣れてきた事もあり、今では以前のシステムより速く行えています。特にOn Airギリギリまで編集して送出するという状況に、[TL]Editorは強さを発揮していますね。XT[2]はスポーツ中継のスローオペレートでは重宝していましたが、A/Vスプリット編集やオーディオSWAP、インサート編集などの細かい編集ではやりづらいと感じていました。[TL]Editorではそういった編集も可能になったので活用しています。また、ディレクターなどの制作側としても、どんな編集がされているかタイムラインのGUIによって視覚的に分かりやすいので安心して見ていられるようです。」

WOWOWは現在[TL]Editorのシステムを主にスポーツ用として使用しているが、今後は音楽番組におけるライブ映像の編集等、スポーツ以外での運用も検討している。また、現在は2台+1台でそれぞれ別々に運用しているが、3台のXT[2]サーバを連携させ[TL]Editorで作成したロールをEVSリモートで認識させたいという要望も出ている。


株式会社フォトロン

映像システム部
E-mail:digital@photron.co.jp
TEL:03-3238-2105 FAX:03-3238-2109


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