導入事例ハイスピードカメラ(高速度カメラ)による自動車衝突安全試験

ハイスピードカメラ(高速度カメラ)による自動車衝突安全試験
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運用事例 / ハイスピードカメラ FASTCAMシリーズ

2017.04.01

自動車の安全性の確認、向上に必要不可欠な衝突安全試験では、多くの高速度カメラが使われています。ここでは、スレッド試験、実車衝突試験など代表的な導入事例をご紹介いたします。

スレッド試験

ダミーや各種計測機器を搭載したスレッド(台車)を高速に射出することで、衝突時と同等の衝撃を再現する試験です。自動車を1台まるごと衝突させるのではなく、用途や目的に応じた効率の良い試験を行なうことができます。その試験対象は様々で、ステアリング、エアバッグ、シート、シートベルトなど、様々なパーツのメーカーが安全性向上のため、日々ハイスピードカメラを使った試験に取り組んでいます。

スレッド試験におけるハイスピードカメラには、離れた場所から衝突の様子を撮影する「定置カメラ(オフボードカメラ)」と、スレッドに乗せて細部の様子を撮影する「車載カメラ(オンボードカメラ)」という2種類の運用方法があり、特に後者は衝突の瞬間でも撮影ができる耐衝撃性能が求められます。
また、一回の試験で5~10台ものハイスピードカメラが同時に使われるため、同期などのケーブル類の本数を減らし、簡単で間違えを起こしにくいシステム構築も要求されます。

スレッド試験 システム構築例

スレッド試験 システム構築例(クリックすると拡大)

サンプル動画(スレッド/チャイルドシート側突)

実車衝突試験

ダミーや各種計測機器を搭載した自動車をウィンチで牽引し、衝突させる試験です。
実際の衝突事故に最も近い状態でのデータ取得が可能となりますが、実車を用いる分、セッティングは大掛かりになります。
車体前面をバリアに衝突させる「バリア衝突試験」、自動車と自動車を衝突させる「車対車(Car to Car)試験」、車体側面に対して走行するバリアを衝突させる「側面衝突試験」など、さまざまな試験があります。

実車衝突試験においても、ハイスピードカメラには「定置カメラ(オフボードカメラ)」と、衝突させる自動車に乗せて社内の様子を撮影する「車載カメラ(オンボードカメラ)」という2種類の運用方法がありますが、実車に載せる場合はカメラへの電源供給が困難であるため、耐衝撃性能のあるバッテリも併せて必要となります。

実車衝突試験のサンプル動画 ① スモールオーバーラップ衝突試験(Car to Car)

スモールオーバーラップ(15%)衝突試験を耐G・小型ハイスピードカメラFASTCAM Mini WXで撮影しました。
オーバーラップ衝突では車体が大きく回るため、撮影する範囲を広くしておく必要があります。そのため、定置カメラには高い解像度が要求されます。また、サイドのカーテンエアバッグの普及に伴い、車内の様子を外から観察するのが難しくなってきているため、車載カメラの高性能化、高解像度化ニーズも高まっています。

実車衝突試験のサンプル動画 ② フルラップ前面衝突試験

フルラップ前面衝突試験を耐G・小型ハイスピードカメラFASTCAM Mini WXで撮影しました。車内のダミーの挙動やエアバッグの展開状態がフルHD画像(1920x1080画素)で鮮明に映し出されています。フルHD画像は従来の車載カメラ(640×480画素~1280×1024画素)と比較して1.5~7倍の高い分解能を持つため、より詳細な現象把握が可能となります。

100Gの耐衝撃性能を持つFASTCAM Mini WXを車載。

衝突安全試験向け製品

衝突安全試験用LED照明装置

照明装置

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